Cicada’s shell(蝉の抜け殻)

私宛に荷物が届いているとギャラリーから連絡があったので、取りに行ってきました。

ロンドンから一時帰国していた美術家の方からでした。展示期間中に初めてお会いし、たいそうダゲレオタイプに感動して2度も足を運んでくださり、作業現場も見たいと熱心におっしゃっていましたが、私の作業場はとても見せられるものではなく、いずれ機会がありましたら・・ということでお別れしました。

お手紙とともに入っていたのは、小さなかわいらしい松ぼっくりのついた木です。(何やらごちゃごちゃ写っておりますが。。)

このような木がもう一本と、何かの実が入っていました。都心にいるとなかなかこういうものに出会えないのでとてもうれしいです。

そして、箱の隅に大切そうに包まれてちょこんと入っていたのは蝉のぬけがら。

これで私に抜け殻(蜘蛛も含む)をくれたのは3人目。。。(笑)

本当にちょこっとしかお会いしていないのに、私のダゲレオタイプのことを思い出してわざわざ送ってくださるなんて、感動と驚きとで御礼の言葉がみつかりません。慌ててお電話しましたが、もう帰国の途につかれていたようでした。

このいただいたお品物はいずれダゲレオタイプの作品にしたいと思います。 

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Iodine problems continue..(ヨウ素トラブルは続く。)

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宇宙人が出てくる夢を見ました。 4、5人が小さなUFOにぎゅーっと詰まって乗っていて、私の目の前を浮遊し大きな瞳でこちらを見ていました。なぜか私は彼らに向かって英語で “human being…?” (人間?) と聞いています。どうみても人間ではなかったけれど。

ヨウ素は相変わらず不調で、今となってはそれで遊んでいます。

まるで初めて成功したダゲレオタイプのようになりました。(初めてのダゲレオタイプの方がずっとマシでしたが。)
これはこれで好き。

銀板の傷はわざと残しています。

写っているのはりんごのミイラ第二弾、途中過程。 最初のミイラが巨大な干しぶどうみたいになったので、今度は慎重に。

この一ヶ月はダゲレオタイプことを考えつつも実作業からは少し離れ、人と会うようにしています。ダゲレオタイプに没頭するとかろうじて会社に行くだけで、世捨て人みたいになるのでしばし調整。 

7月は旅行にも行きつつ、次の自分の課題にぼちぼちと取り組みたいと思います。 

Iodine problems(ヨウ素のトラブル)

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ここ最近は、臭素ではなくヨウ素の問題に悩まされています。

今まではヨウ素を単純に入れ替えるということでその問題を解決してきましたが、家にどんどんヨウ素がたまってきて、これ以上ヨウ素を増やしたくないのでMikeさんに相談しました。

彼は100gのヨウ素を10年くらい使い続けているそうで、私が大量のヨウ素を持っているという状況が理解できないらしく、写真を送ってくれと言うので送りました。

それがこれ。

これは大量すぎる・・・と言われました。 
そして、それ以上買わないように、とのこと。

しかしながら、おそらくは私が使っているヨウ素箱の問題か日本の湿気の問題か、ヨウ素がへたってくるといいますか、あるときから反応が鈍くなります。
とりあえず昔のヨウ素を取り出して再利用。  

結果はかなり微妙です。もうしばらく新しいヨウ素を買わずにテストしてみたいと思います。 

とうとう気密性の高いMikeさんのヨウ素箱を注文することにしました。高いけど。。。 
本当は5x7のカメラが欲しかったのですが、ヨウ素箱を優先します。Workshop等でしばらくお忙しいそうなので数ヶ月先になりそうです。

A colored daguerreotype

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先日あがった薄いダゲレオタイプに色をつけたもの。


顔に白粉を塗りたくったみたいになりました。 顔が青いので、なんとかしたくて・・・。

コントラストをあげると少しは見られますが、それでもちょっとひどい。

もはやダゲレオタイプではありません。

なんとなくこれを思い出してしまうのでした。

劣化した100年以上前のフレスコ画をおばあちゃんが良かれと思って勝手に(そう、勝手に!!)修復した結果、現物とは似ても似つかぬ残念な姿になってしまったという事件。もうずいぶん前の話ですが、ニュースとしては私の人生でトップ10くらいにはいるくらい好き。

ダゲレオタイプの色付けはもう少しきちんと調べてから、またいずれやってみたいと思います。

Insects(昆虫)

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湿気のせいかヨウ素の調子が悪く、思ったようなトーンが出ません。


これはマイクさんのクラッド材を使ったものですが、水銀現像後、プレートを見てすぐダメだとわかるくらいコントラストが低くいです。失敗作は塩化金がもったいないので調色はしません。

ヨウ素の調整はすぐにできそうにないので早々に切り上げました。 

週末用事があってギャラリーに顔を出したところ、「これあげる」と言ってギャラリーのオーナーさんが蝉の抜け殻をくれました。

しかも1個じゃなくて大量。

あるときから私はこういう奇妙なものが好き、と思われているようで、数ヶ月前も蝉のホルマリン漬けをお土産にもたせてくれました。

ま、確かに嫌いじゃないです。(というより、喜んでもらっていたりして。)
自分はまったく記憶がないですが、子どもの頃大量のとんぼを身体中にとまらせて遊んでいたそう。
おまけにとんぼの首に糸をつけてペットのように飛ばして遊び、そのあと首がもげてしまうという惨事はざらにあったようで、記憶がないだけにその話はさすがに我ながらぞっとします。

先日姉からも「庭にこんなのがあったからあげようか」、と写真が送られてきました。

蜘蛛の抜け殻。 蜘蛛が脱皮するということを生まれて初めて知りました。

なんとも神秘的。自然が作る形は美しいと思います。

数週間前だったか、朝5階の階段をテクテク歩いている虫を見かけ、夕方帰ってきたら今度は3階をせっせと歩いていました。

1日かけて5階から3階までがんばって移動したのか、と思うと思わず応援したくなります。(もしかしたら何往復もしているのかもしれないけど。。。)