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最近湿板をはじめる人が増えているような気がします。
情報を求めて検索でこのブログにたまたまいらっしゃる方もいるかと思いますが、ここ数ヶ月のマイブームがダゲレオタイプにつき、湿板関係は少しお休みしています。
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納得のゆくものができず心が折れそうになっていましたが、やっとダゲレオタイプで自分のほしいコントラストが出ました。 日々の実験が無駄にならなくてよかったです。
次の課題は、いかに美しく銀板を磨くかと、ムラのない調色。 この調色プロセスが一番難しいと言われています。 調色をしないというオプションもありますが、写真がとても繊細なのでしっかり保護しておきたいです。 (一番最初に作ったダゲレオタイプ、朝出社前に調色という 今考えるとかなり無謀なことをしました。)
調色スタンドが入手できないので、こちらで代用。水平にしたスタンドの上に銀板を置き、その表面を調色液で覆って下から加熱します。 とても使い勝手が悪いのでまた何か道具を考えたいと思います。
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今日、とあるアンティークショップに行ったらダゲレオタイプが売っていました。
女性が5、6点買い求めていて、見せてもらいましたが、やや残念なダゲレオタイプばかり。 中にはティンタイプも混じっていました。
でもその劣化具合がなんとも味があり、写真としてではなくモノとしての存在感はなかなかのもの。 どこに価値を見いだすかは人それぞれです。
店員さんの説明が、「ダゲレオタイプにはいろんな種類があって、アンブロタイプというものもあるのですよ。」
・・・あれ??
なんか違うけど、ま、いいか。 自分は詳しくないと前置きされていましたし。 私も湿板をはじめたころはアンブロタイプとティンタイプの違いもわかっていませんでした。
その女性から、「世の中には私以外でもダゲレオタイプが好きな人がいるのね。」・・と言われました。 (今のところ写真関係者以外でダゲレオタイプが好き、という人には会ったことがないので、ちょっぴりレアな感じ。)