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化学的にも科学的にもよくわからないことはとりあえず“怪奇現象”とくくってしまえばいいわけではないですが、本当にオカルトじゃないかと思うくらいの事態になってます。
現像液は大丈夫なことが判明したので、ここ数日で硝酸銀を作り直し、コロジオンも丁寧に4、5回は新しいものを作りテストしていますが、この有様。
何これー。 そろそろ本気で心が折れる・・・。 この前の方がまだずっとましだった。
すべてを薬品を作り直せばいいという最終手段も見事に打ち砕かれて、ダゲレオタイプが写らない、というのと比べ物にならないくらい八方ふさがりの状態です。
あと私ができることといえば、真新しい臭化カドミウムとよう化アンモニウムを入手することくらいでしょうか。 一生かかっても使い切れないくらいの量残ってるのに。
硝酸銀が新しいとしたら、ガラス磨きが足りないかもしれませんね。ワークショップでも同じ様なトラブルが人によって出ました。同じ布で磨き続けるのはダメで、常に新しい布を使ったほうが良い様です。
ガラス磨きは丁寧に行っているので問題ないと思うのです。(先日田村写真で行ったテストの際もガラスは自宅で磨いたものを使いましたが、問題なく写りました。)
いまだかつてこんなに原因がわからないことはなかったので頭の中がぐるぐるしています。。
新しいコロジオンの処方は?先日、コロジオンを持って行けば良かったですね。
硝酸銀溶液の比重とpHは?
新しいコロジオンはQuick Clearです。 硝酸銀溶液の数値は常に確認していますが正常値内です。(だいたい1.072~1.074、pH2~4) 新しい作った硝酸銀溶液で小さなプレートを数枚テストしただけでものすごく液が濁りました。 コロジオンの何かがおかしいようです。 こちらもかなり丁寧に作り直してはいるのですが。。 今回は本当に参りました。 もう少し実験してみます。
水かな?もしかすると。今、メンテナンスのためボイル中に、精製水を少し加えた瞬間濁りが出ました、すぐに消えたので大した事はないかと思いますが。基本的にヨウ化物が多すぎると過剰なカブリが出ると思います、Quick Clearも少し日が経つと良いかもしれませんね。
そういえば、硝酸銀を度々サンニングしていますが、濁りがすごいですよね。私の硝酸銀溶液そもそもサンニングをはあまりしないのですが、たまにサンニングする時もそれほど濁りが出ません。ただ、重曹を入れると黒く濁りますが。今、頼まれた方の硝酸銀溶液をボイルしていますがすごく濁り出しました。これも似た症状かもしれないな。
精製水、実は私も少し疑っています。 いつもと違う薬品でコロジオンを作っても結果が変わらなかったので、残るは水しかないのですよね。 今まで使っていたものと同じなのに不思議です。
ボスティックとクィーンさんのコロジオン処方は一晩寝かせた方が結果は良かったです。精製水はモノタローから買ってますが、特に濁ることはなかったです。ただ、硝酸銀によってはいくらサンニングしてもダメなバッチがあって、そうかと思うとちゃんと働くバッチもあって?です。
Quickでも寝かせた方がなじむのですね。 もう少し検証してみたいと思います。 情報ありがとうございます。
先日同じような症状で悩んだ事がありましたので書き込みさせて頂きます。
症状の乳剤面の白い濁りが手や刷毛でかるく拭うと落ちますか?
以前原因のとして考えた事は、新たに硝酸銀を作成した場合硝酸銀のイオン化されていないかの点がひとつです。教えて頂いたイオン化させる方法はコロジオンを引いたガラスを硝酸銀の中に入れたまま1日入れておく事でイオン化が完了します。
また定着液の使い回しが多い場合未感光銀のようなものが定着の段階で乳剤面で再付着し拭えば取れますが水洗いでは取れないという事もありましたが、乳剤面に触れるのはあくまでかぶりなのか付着物の様なものなのかの確認に限ります。
イオン化の処理をされているかもしれませんがその1点と定着液のフレッシュなものを使う事も検証の1つかと思います。
林さま
アドバイスありがとうございます。 イオン化は必ず行っているので問題ないのですが、定着液はかなり使い回しています。。。 ただ、プレートが汚染されているときは裏側が真っ黒になっているので、定着する前にわかります。
ここ数週間発生しているフォグのようなものはコットンなどで拭おうと思ってもまったく落ちない類のもので、もしかしてお風呂に置いているシャンプーとかのせいかと、いろいろ出したりしてみましたが・・。 謎の化学反応が硝酸銀の中で発生している模様です。