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湿板をはじめて1年と半年くらい経ちました。 まだまだ初心者です。そして日々苦戦しています。

湿板をやってみたい、という人はもしかしたらそんなに多くはいないかもしれませんが、これから始めようかなと思っている方に、必要な覚悟をお伝えしたいと思います。(道具云々は折を見てアップします。) 私自身、このサイトは自分用の薬品レシピや日々の記録と、湿板をやりたい人もしくは始めた人の少しでも参考になればいいかな、という程度に作ってますので、ちょっと聞いてみたいなーというようなことがありましたら遠慮なくお寄せください。(この情報間違っているよ、というご指摘も大歓迎です。)

  • 初期投資について。 最初にそろえなければいけないものがたくさんあります 道具や薬品など、カメラを除いて最低でも5万円はかかります。(私は確か10万円くらいかかりました。) 安くはないので、ま ずはworkshopなどを受けて、本当に自分に続けられそうかどうかよく考えてから始めるのが安全です。 とは言っても勢いでスタートすることには大賛成です。 そうでないと一生できないかもしれません。
  • 湿板は部屋が汚れます。 硝酸銀という薬品は、こぼしてしまったら黒く染みになってなかなかとれるものではありません。手につくと2週間くらい取れないです。 汚い手で会社に行かなければならないかもしれません。 もちろん細心の注意を払えばある程度はカバーできます。フローリングなどにこぼしたらまず取れないと思ってください。 賃貸のお家の方は修繕費をある程度覚悟しておいた方が良いです。
  • 暗室と水場が必要です。 私の場合、お風呂場を暗室代わりにしています。 窓のないお風呂場だったら便利です。 でも作業中はお風呂に入れません。 同居人の理解が必要です。お風呂に入るときにいちいち片付けるのが面倒です。 もし専用の暗室をお持ちの方がいたらそれはラッキーですね。
  • 薬品は危険です。 薬品は体に害のあるものも使用します。 小さなお子さんやペットがいるお家はとても注意が必要です。自分で調合するようになると、ゴーグルとマスクが必要です。ちなみにうちにはうさちゃんがいますが、今のところ無事です。
  • 湿板は結構地味です。  湿板の作業は地味なんです。 黙々とガラスを磨いたり、薬品を調合したり、晴れた日に自宅にこもって写真を撮ります。(もちろん外というオプションもありますが、すぐに現像しなければならないのでなかなか敷居が高いです。)写らないというトラブルの原因究明とか、たまに心が折れそうになります。 でもそういう作業があまり苦にならない人や探究心がある人などには向いています。
  • 中毒性について。 湿板はとても楽しいです。 デジタルカメラでは得られない感動があります。 そしてどんどん深みにはまっていきます。 洋服を買うくらいなら“薬”が買いたい、と思いだしたらもう重症かもしれません。 (私はしょっちゅう「銀」の相場をチェックしてます。)

いろいろ面倒なことはありますが、湿板は本当に特別な感動を与えてくれるので、ぜひ多くの人にこの感動を味わってもらいたいです。 モニター越しの写真で見るより実物はもっともっと美しいです。