うまく行ったと思ってもまたすぐトラブルに遭遇して何をどう撮影するかより、とにかく写ればOKみたいな状況が続いていますが、ここ数週間何度もQuinnさんに質問をし続け、新たな光が見えてきました。本当に面倒見の良い人で先生のように質問に答えてくれます。(もうそろそろ嫌になってきていると思います。)
ポジ(アンブロタイプ)を作るのに硝酸銀のpHは4〜5が良いとされていますが、コロジオンのコンディションによって数値は変わるようです。 よーく読むとちゃんとQuinnさんのテキストに書いてありました。(本に書いてあるだろ、とは言わないのがまた彼の良いところ。)
初めてpHの調整をしてみました。
いままでは、プレートが左から1枚目、2枚目みたいな状況が続いたら、コロジオンを変えても現像液を変えてもたいてい手詰まりになり、硝酸銀が汚染されたと思って速攻太陽の下に送り込んでましたが、pHを少し酸性寄りにすることで、魔法のように像が出ました(一番右の写真)。 雑すぎて何撮ってるかわからないのはテストなのでお許しを。ポイントは像が出ているどうかです。
硝酸銀、いつも悪者にしててごめん。 しかしながら、このちっちゃいテストプレートでは問題なくても、サイズが大きくなるとまた写らなくなったして、8x10くらにとどめておけばこんなに苦労しなくて済んだかもしれないと今更ながらちょっぴり後悔。
ま、おかげさまで、いろいろ勉強になりました。 トラブルがあったときはよほどのことがないかぎりどの薬品が悪いというのはなくて、必要な化学反応がきちんと出来ているかどうかをいかに見極めるかが重要のようです。応用問題でちょっと難しいですが。
苦労していたフィルタリングは、あんなにきっちりやらなくても大丈夫なようで、このビデオにあるようにゆるい感じで濾過しただけで問題ありませんでした。
なんと言うか、硝酸銀がお友達みたいです。さらりと扱ってます。 私の場合、かなり意気込んで格闘してますが、仲良くなるにはもっと一緒に時間を過ごさなければならないかもしれません。
ちなみにボイリングは勧めないとのこと。 サンニングで十分きれいになるようです。
良かったですね。私もpHは使う時に必ずチェックします。比重と温度とpH。
ありがとうございます! pHはいままでずっと4〜5くらいでやっていて、特に気にしたことがなかったです。気温もまったく無頓着でした。まだまだ詰めが甘いです。
画像は出たものの、コントラストが低かったりシャドーがつぶれてしまったり、なかなかスムースにはいかないですね。。。 一段落ついたら薬品のことをいろいろ調べたいと思います。
こんばんわ
私は始めたばかりなので、コロジオンの乾き具合などまったく無頓着でしたw
言われてみれば初日はとても暑い日だったので、屋外でガラスにコロジオンを垂らしたとたんに乾燥していくのが解りました。おそらく調合したばかりだったので、水分が保立てて干からびなくてすんだのでしょうw
同じ日に作ったコロジオンを小瓶に分けて普段使いにしているとだんだん濃度が上がって来て乾くのが早くなるという事も昨日初めて体験しました。
kawanoさま
こんばんは。
濃度が上がると乾くのが早くなるのですね! それは私も知りませんでした。
(1年以上やっているのにまだまだわからないことがたくさんあります。。)
kawanoさんはお上手なのであっという間に達人になりそうですね。いろいろ勉強させてください。
湿板は手先の器用な人の技法かもしれません。私は雑なのでちっと上達しません。。(笑) でも写真技法として好きなのでもう少しがんばります。
4tographique様
こんにちわ
こちらのサイトで色々なご経験を公開されていらっしゃるので、私の方が勉強させていただきました。上手に出来た情報も役にたちますけど、失敗された経験談はそれ以上に貴重で役に立ちます(ごめんなさい)
明日は休みです、3週間経過したコロジオンで撮影するのが楽しみです。
kawanoさま
こんにちは。 そうおっしゃっていただけてうれしいです! なぜなら、うまくいった写真を集めたサイトは巷にいくらでもあるので、むしろ失敗の方が役にたつかな、と思っていたのです。(といいますか、失敗がやたら多いという話・・・・・。)
明日、熟成コロジオン楽しみですね。^-^ 私は失敗したガラスがたまったので、それを磨きます(笑)。