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*湿板はしばしお休みしています*
ギルディングはハイライトをより白く、シャドウをより暗くしてコントラストを上げる作用がある、と書きましたが、ちょっと違いました。シャドウがより暗くなるわけではなく、ハイライトが白くなることでシャドウがより暗く見える、という方が正しいです。なぜそうなるのか、ということについてはまたいずれ書きたいと思います。(誰も興味ないかもしれませんが。)
ギルディングについて調べているうちに、顕微鏡がほしくなりました。ダゲレオタイプの顕微鏡写真は本では何度も見ていますが、自分の銀板でその変化を見たい。。。
私のやっていることは写真でも化学でもなく、もはや子供の好奇心を満たすのと同じレベル。
9歳のとき、顕微鏡を所望して買ってもらいました。両親は大喜びで、この子は将来科学者になるかもしれないとか言ってましたが、私が見たのは髪の毛のみ。髪の毛がどうなっているんだろう、という好奇心が満たされたらもう良いのです。
(両親ががっかりしたのは言うまでもありません。)
ダゲレオタイプについては、偏愛ならぬ変愛。水銀や銀の分子たちの様子が気になります。
先日ベクレル法で現像した画像が消えてしまった原因を追究したくて、もう一度テストしました。
何を変えたかというと、ヨウ素のコーティング。露光は前回同様、夜中に人工照明のみで1時間ちょっと。
ヨウ素の層が厚いと全体的にもさっとした像になります。これが好きという人もいるようです。
前回像が消えてしまった原因としては、ヨウ素のコーティングが薄かったか(あまり考えられませんが)、定着のとき光が当たってしまったかどちらかだと思います。
冷静に考えて実験したら化学や科学に「謎」などないのでした。。
次回は同じ条件下で水銀法を試します。
8x10に行くには時期尚早と判断したので、まずは4×5でじっくりテストします。
貴方のギルディングについての考察は間違ってはいません。
ただ、シャドウー部分(低照度域)での経年変化がダゲレオタイプの深みを増していることは大いに考えられる事で、私は邪道ですが酸化ガスで試した事があります。
服部さま
初めまして。
コメントくださってありがとうございます。 経年劣化により深みが増すというのはまったくアイデアににありませんでした。もしかしたら古いダゲレオタイプの美しさはそういうところからも来ているのかもしれませんね。
酸化ガスだとどのような結果になるのか気になるところです。
(ところで服部さんはもしかして写真家の服部さんでしょうか? もしそうでしたら、このような素人ブログに訪れてくださり大変光栄です。もし違ったらすみません。)
あなたは素人ではありません。立派なダゲレオタイピストです。
尊敬しています。
あなたのご友人に紹介していただくようお願いしたのですが、
私はとてもせっかちで、失礼ながらメールさせていただきました。
長文にならぬよう要点だけお話します。私が2000年に書いたダゲレオタイプのテキストを監修していただきたいのです。時間が経ち当時とは事情も変わっているでしょう
。伏してお願いいたします。よくわかりませんがこのやりとりは公開されているのですか?テキストの送付先を教えてください。即決なさらず、まずそれを見てからご判断ください。
取り急ぎ用件のみにて失礼します。
取り急ぎ用件のみにて失礼します。
服部さま
こんばんは。
やはり写真家の服部冬樹さんですね?
とても驚いています。 偉大な写真家の方からそのようにおっしゃっていただくのは光栄極まりないことです。今はその称号は身に余る思いですが、ありがたくお言葉頂戴し、いつか胸を張ってダゲレオタイピストですと言えるよう精進したいと思います。
服部さんが2000年に書かれたというテキストの監修とのことですが、そのような大役が私に務まるか正直なところわかりません。私よりずっと適任の方(例えば新井さん)がいらっしゃるかと思いますが、もし微力ながら少しでもお役に立てるのであれば幸甚です。
コメントは全て公開されています。(以前の記事ですので読んでいる人はほとんどいないかもしれません。)
私のアドレスは4tographiqueで、後にgmail.comをおつけくださいませ。
(私の友人というのが恐らく共通の知人と思われますが、はて、どなたでしょう。。?)
あなたは私のメールアドレスをご存知です。私にメールしてください。
ASAP
服部さま
おはようございます。
メールアドレスを念のため探してみましたが記憶にも記録にも服部さんのお名前がないのです。またその私の友人という人からも特に連絡が来ておりませんので、もしかしたら人違いなのかなと思っています。
それはそれで大丈夫です。もともとそんなたいそうな写真家の方から連絡頂くというのも不思議なお話ですし(笑)。