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実験のためにダゲレオタイプを安く入手しました。
当時の銀板がどうなっているのかどうしても知りたいのです。厚みや銀のコーティングなど。
そして願わくばその銀板を使ってダゲレオタイプを制作してみたい。

私がやろうとしているのはもしかしたらヴァンダリズムの類かもしれません。

今回購入したダゲレオタイプに芸術的価値があるかといえば、恐らくないに等しいですが、どんなに安くても貴重な写真史の資料の一部のような気がします。しかも1840年もしくは1850年代に存在したとある人物の、恐らくは銀板に残された最後の粒子を完全に私の手で抹消してしまうというのは、まるで殺戮行為のようでとても気が引けるのです。

これがデジタルだったらなんの躊躇もないのに、ダゲレオタイプとなると、相手が老婆だけに(しかも3人)あとから自分がラスコールニコフのようになるのではないかとちょっとした不安を伴うのでした。

vandalism

かつてニューヨークの博物館で展示されたダゲレオタイプにトラブルが発生し、その原因究明のために別のダゲレオタイプが切り刻まれたことがありました。それはダゲレオタイプの恒久的保存というテーマのもと、なされるべき行為だったと思います。

ま、それに関してはもう少し考えるとして、今日はこの3人をかかえて量販店の顕微鏡コーナーに行ってきました。
試しにのぞいてみましたが、何やらよく見えない。。。ぼんやり模様のようなものが見えるような見えないような。。。