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もしかして昔の銀板のメッキは何か配合が違うのではないだろうか、もし当時の銀板で撮影したらすばらしいダゲレオタイプが出来るのではないかという期待のもと、写っていた1850年代のおばあさんを消し去り(ごめんなさい)その上に撮影してみました。
当時主流のサイズ、6th plateと言われるもので、7cmx8cmの小さな銀板です。水銀で現像しました。
普通に写ってますが、特に感動はないです。
一応ギルディングもしてみました。最初のソリューションが濁って慌てて捨てましたが、プレートがちょっと汚くなりました。
昔の銀板は裏までメッキされていないので銅が丸出しです。今回トレイでギルディングしたので長年の(100年以上もの)汚れが混ざってしまったかもしれません。
それにしても自分で撮影したダゲオレタイプのクオリティーの低さは悲しくなるばかりです。
とりあえず当時の銀板も今の銀板も素材としてたいして変わらない、ということだけわかりました。
技術の問題だということを真正面から突きつけられ、もうできることなら1ヶ月くらい籠ってひたすらダゲレオタイプを撮っていたい心境です。