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昨日は丸一日かけて、すべての銀板にまったく何も写っていないという未だかつてない現象が発生しました。定着すると銀板が何事もなかったかのように皆揃ってつるんとしているのです。今まではそれでもゴーストみたいなものは写っていたのに。。

原因究明に時間がかかりそうですが、別に締め切りはないのでのんびり取り組みます・・・といいたいところですが、時間がない。急がないと自分が生きている間に納得の行くダゲレオタイプが作れないという焦りがあって、これは別に誰にも求められていないのだけど、まるでミッションのようになっています。(こんなに力説して2年くらいで飽きていたら世話ないのですが・・。)

何もかもがうまくいかないときの慰めは当時のダゲレオタイプ。そっとケースを開けると毎回私の記憶以上に美しいのです。まるで話しかけてくるかのよう。

最近、アメリカのダゲレオタイプ・ディーラーのおじいさんと毎日のようにメール交換をしています。彼もダゲレオタイプの美しさに魅せられて、フォトグラファーから転身してダゲレオタイプ・ディーラーとして20年以上商売をしているそうです。とても優しい素敵なおじいさん。
おじいさんのコレクションをいろいろ画像で送ってくれたので、私も自分が持っている数少ない中で特に気に入っているダゲレオタイプの画像を1枚送りました。

そうしたらなんと、そのダゲレオタイプの少女、数年前はおじいさんのところにいたそうなのです。
おじさんも久しぶりのメールを通しての再会に大喜び。これを買ったなんてなかなか見る目があるね、と言っていただきました。(実際のところ日本のアンティーク・ショップなどでたまに売られているダゲレオタイプは、古い写真としてのよさはあるものの、あまりコンディションやクオリティーの良いものはなかなかないです。)

dag
画像ではなかなか伝わらないのが残念なところ。。まるでケースの中で生きているみたい。こんな素晴らしい画質、どう考えても私に再現できるわけないよなー・・・と思いつつ(昨日のはまるでペンキをスプレーしたような荒れ様ですし)、あきらめずに続けたいと思います。