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ダゲレオタイプをやっていること暗いところで作業することが多いので、桿体がだんだん訓練されてくるような錯覚に陥ります。
この自分の感覚を頼りに行う作業というのがとても好きです。銀板を磨くときの圧力とか。
一時、どこかの職人の弟子になりたいと思って情報のつまった本を買おうかと思いましたが、考えてみたら職人になるというのはとても大変なことです。それこそ高校卒業したくらいから弟子入りして何十年も修行してやっと一人前になるのでしょうから、いい歳した私がいきなり弟子入りさせてくれといっても軽く門前払いされることでしょう。(しかも何の職人、というのも決めていないし。)

おじいちゃんの孫だね、とたまに言われます。ずいぶん前に他界した私の祖父は美術や技術を高校で教えていて、工芸品から家具までいろいろなものを手作りしてきた人です。晩年は趣味でパイプを彫ったりしていました。
私自身、幼少の頃から老人ぽい趣向を持っていて、将来は銀のスプーンを磨いたりして暮らしたいと思っていました。(それは職人ではなく単にアンティーク好きな老人。)
スプーンではないものの最近はその思いが叶って(?)銀の板を磨くことになりました。

今日は久しぶりにまともなダゲレオタイプができました。

oct24 m-dag1
定着したところ。

oct24 m-dag2
黒いボードをかざすとポジになります。写っているのはボードを持っている手。

oct24 m-dag3
ライトを当てたところ。

ギルディング技術がまだまだなので、ダメにしてしまう前にしばらくこのままそっとしておきます。

この鳥、もう50回以上は撮影していますが、実験がまだ終了していないのでブログがこの鳥で埋め尽くされるくらい撮ろうと思います。