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~ ダゲレオタイプ/銀板写真(Daguerréotype)・ガラス湿板写真(Wet Plate Collodion Process)

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Monthly Archives: January 2016

Iodined plates & 6×6 daguerreotype (ヨウ素化プレートと6×6ダゲレオタイプ)

31 Sunday Jan 2016

Posted by 4tographique in Daguerréotype (ダゲレオタイプ)

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ダゲレオタイプ, daguerreotype, 銀板写真

ヨウ素箱に10ヶ月以上も入っていた湿板たち。
iodined plates

なぜそんなことになっていたかというと自作のヨウ素箱が深すぎたので、上げ底用に撮影済みの湿板ガラスの束を入れていました。アメ色になってコントラストが増したようです。

そして、6x6用のヨウ素箱。木箱を作る時間を惜しんで、うさちゃんの餌入れを代用。あるものは何でも使います。
6x6 fuming box

透明だったプラスチックがヨウ素であっという間にピンク色になりました。蓋のゴムなどが劣化してくるのは時間の問題。それまでにきちんとしたヨウ素箱を制作したいと思います。

そのヨウ素箱のテストで撮影した6x6のダゲレオタイプ(ベクレル法)です。
6x6
ピントも合ってないし(合わせたはずなのに)、フレームもずれていて、おまけにテストだからと銀板磨きも手抜きでしたが、写りました。

撮ったのはこのごちゃっとしたもの達。窓際なので明かり入りやすいです。といっても昼間でF2.8で20分。
6x6 test

それよりなにより、4x5が不調。全然写らなくなりました。なんだろう、この定期的にくるスランプ。
銀板もいままでの2倍の時間をかけて磨いているのに。6x6があの適当な磨きで写ったのだから写ってもおかしくないはず。

・・というわけで原因をぐるぐる考えています。

最近ヨウ素と密に暮らしてるせいか、ヨウ素の匂いをほとんど感じなくなりました。(便利なような、そうでないような。。)

About the daguerreotype(ダゲレオタイプ(銀板写真)について)

30 Saturday Jan 2016

Posted by 4tographique in About the Daguerréotype (ダゲレオタイプ(銀板写真)とは), Books(本), Daguerréotype (ダゲレオタイプ)

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ダゲレオタイプ, daguerreotype, 銀板写真

写真に携わっている人でもダゲレオタイプ(銀板写真)を知らない人は大勢います。私の周り人々はダゲレオタイプといって分かる人はほとんどいません。アンティークショップのオーナーも、ダゲレオタイプとティンタイプを勘違いして売っている人がいたりします。また言葉だけ知っているけれど実物を知らない人も多いです。

意外と知られていないのです、ダゲレオタイプ。。(かくいう私も、湿板をはじめたときに初めてそういう写真があるのだと知りました。) 別に知らなくても生きるのにはまったく困らないし、知らないから恥ずかしいということもありません。ただ、この美しい写真の存在を知っていても損はないと思います。

ダゲレオタイプは一言で何かというと、

1839年、フランスで世界で初めて紹介された“実践的な”写真技法、あるいはその技法で撮られた写真
(この”実践的な” というのがポイントで、ダゲレオタイプの前にヘリオグラフィーなどが存在していたので、ダゲレオタイプが世界初の写真ではないという議論があります。)

その写真は紙でもガラスでもなく銀板(正確には銀メッキを施された銅板)の上に撮影されています。なので日本語では銀板写真とも言います。
ダゲレオタイプという名称は発明者の「ルイ・ジャック・マンデ・ダゲール(Louis Jacques Mandé Daguerre)」とられました。

その画像はデジタルのピクセルや、フィルムの粒子を遥かに超えた、化学反応によるナノの分子で形成されているため恐ろしく鮮明で精緻、まるで人物が生きているかのように見えます。

モニター越しに見るダゲレオタイプと、実際に手にとって見るダゲレオタイプはまるで別物。
なぜなら微妙な角度や光で見え方が変わるからです。ポジに見えたりネガに見えたり、色さえ違って見えます。そしてその鮮明さはモニターでは伝えきれません。

a girl

ダゲレオタイプが素晴らしいといっても、もちろん粗悪なものもあれば、美術品級のものもあり、銀の特性上画像が劣化して見るに耐えないダゲレオタイプも多く存在します。 
ダゲレオタイプかどうか分からないものがあったら角度を変えて見てください。角度によってネガに見えるものがダゲレオタイプです。正面から見たとき鏡のように自分の顔が写り込み、黒い布を反射させて鮮明に見えるものがダゲレオタイプ。

なぜこんなに美しくすばらしい写真が衰退してしまったかというと、水銀など有毒な薬品を使用するため、撮影者の体に悪影響を及ぼすのと、湿板などもっとお手軽に撮れる写真法が出て来たのが原因です。(といっても湿板も全然お手軽ではないですが・・・。)コスト面から言っても銀板よりガラス板の方がずっと安いのです。

「写真はじまり物語」という本は、写真の歴史が分かりやすく紹介されていて、美しい写真も多く載っているのでおすすめです。

My goal for 2016 (2016年の目標)

29 Friday Jan 2016

Posted by 4tographique in Daguerréotype (ダゲレオタイプ)

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ダゲレオタイプ, daguerreotype, 銀板写真

1月終わりになって今年の目標もないですが、今年は「ダゲレオタイプで展示をすること」というのをゴールの一つにかがげていました。でも、ダゲレオタイプをやればやるほどなかなかその域に達するのが難しいと思うようになりました。

思い切って方向転換をして、「一つ自分の大満足のいくダゲレオタイプを撮ること」を目標にするもいいかなと思います。とにかくひたすら撮り続ける。

こんな話を友達にしたら、逆にもっと展示をした方がいい、と言われました。
自分が納得がいかなくても、他人が気に入ることがあるんだからそれでいいじゃないかと言うのです。実際に気に入ってくれる人がいるんだから、どんどん出すべきだとの意見でした。
でも仮に10人が気に入ろうが100人が気に入ろうが、結局のところ自分が納得いかなければ、達成感はないに違いないのです。
この話はひたすら平行線をたどり、もう貴方はちっとも分かってないと言って終わりになりました。
制作をする人と鑑賞する人の違いなのかもしれません。

とりあえずヨウ素を2キロ追加注文しました。

そして、この前作ってもらった額に一つダゲレオタイプを飾りました。
なんだかんだ言って不出来だと思って埃まみれになっていたダゲレオタイプが、その額に収まりました。
なぜそんなことになったかというと、最近これよりもっと不出来なダゲレオタイプのオンパレードだったので、この放置していたダゲレオタイプを見たときに、「何だ、結構きれいに出来てるじゃないか。」と思ったのです。単に相対的な話。もしこれよりもっと素晴らしいダゲレオタイプができたら、隣に置かないこと。そうしないと永遠にこの額に収まるダゲレオタイプはありません。

framed

なんかそんな話があったなー。不細工な女の子がとても美しい男性に、「美しい」と言われて、有頂天になっていたところ、その男性は生まれてこの方隔離されて育ったので老乳母しか見た事がなかったというオチ。そしてその女の子は、彼が世の中の自分以外の女性達を見ないように殺してしまうのです。

人は気づかぬうちに比較をしています。でも比較をするものがなければ絶対的に美しく見えるものもある。

・・というわけで、この額装されたダゲレオタイプは他のダゲレオタイプたちと比べられないよう、隔離される運命に。トイレにでも飾ろうかな。

A view through a ground glass

28 Thursday Jan 2016

Posted by 4tographique in Misc.(雑記帳)

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何度見てもあきない光景。ピントグラスから見る被写体はなぜ実物より美しく見えるのだろう。。

2016/01/img_6467.jpg

Count down(カウント・ダウン)

27 Wednesday Jan 2016

Posted by 4tographique in Daguerréotype (ダゲレオタイプ)

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ダゲレオタイプ, daguerreotype, 銀板写真

緑の玉が数珠のようにつながった観葉植物を、「それはスノー・ドロップって言うんだよ。」と説明している夢を見ました。気になって調べたところ、その植物はグリーン・ネックレスという名前で、実際にスノー・ドロップという別の植物も存在することが判明しました。
なぜ夢って自分の知らない言葉が出てくるんだろうと思います。もしかしたら過去に聞いたことがあって忘れていただけかもしれません。今夜は間違った情報を与えたことを謝らなければなりません。(誰に・・?)
***

相も変わらず進捗のないダゲレオタイプ。まぁ、別に悪くはないのだけど。。

あと一枚で50枚。

ダゲレオタイプの第一人者であるMike Robinsonさんは銀板磨きに1時間かけると聞きました。曇った銀板をきれいにするには確かにそのくらいかけてもおかしくないけれど、鏡のようにそこそこきれいになってからさらに1時間かけるのだとしたら、それは相当長い時間です。それに長く磨けば磨くほど銀板に細かい傷がそれだけついてゆきます。(あるいは熟練者であれば、いくら磨いても傷がつかないのかな。。)
私の銀板磨きはまだまだ足りていないのかもしれません。

Mike Robinsonさんがダゲレオタイプについて話している動画です。私はこのインタビュアー(司会者)の人が好き。なかなか良い質問をします。勉強したのかな。プロだなーと、Mike Robinsonさんよりむしろこちらに気を取られてしまいました。

着実に増えてゆく鳥のダゲレオタイプ。
“おまとめギルディング”のために一時的にダゲレオタイプを入れておくケースがつきてしまったので、キャセロール登場。
case

lid
大きいのに一枚しか入りません。デラックス・スイート・ルーム。

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