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ポストモーテム。
愛する人を亡くした家族が、これからも一緒にいられるように、あるいはありき日の姿を偲んでその姿を撮影した、言ってみれば死者の写真。
安らかに眠っているようなお顔のダゲレオタイプは美しいものもたくさんあります。
無理やりテープ等で目を開けているような写真は怖いと思いつつも、ご家族の気持ちを思うとちょっぴり切なくなります。
そのポストモーテムのペット・バージョンがあるとは知りませんでした。
source : http://www.cvltnation.com/r-i-p-mans-best-friend-post-mortem-photography-part-iii/
これはちょっとかわいい・・・。芸術的ですらあります。
私にとってもうさぎは食べたくなるくらい可愛がっていて、このコがいなくなってしまったらどうしよう、とふと頭をよぎることがあります。
よくペットの位牌を入れておくペンダントなど売っていますが、飼い主の心情につけこんでビジネスをすること事体あまりよく思っていないのと(実際に需要があるので別に良いのですが)、位牌を持ち歩いているからいつも一緒だね、というほど私もロマンチストではないので、できることなら骨か剥製にしたい。 (位牌となんら変わらないか、もはやサイコ的。)
ダゲレオタイプでうさぎのポストモーテムを美しく残すことに少し憧れはあるけれど、まだ一つの被写体を何か月もかけて撮っているくらいなので、あまり現実的ではないです。
死というのはまだ現代の人間たちにとって未知の世界で、復活のお祈りこそはしないもののこの世とあの世が分断されている状態。
でもだからこそ写真も芸術も存在するのだと思います。