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硝酸液につけた銀板の水銀バージョンをテストしました。
結果は硝酸液の洗浄が足らなかったのか、模様が出てしまいました。ただ、写りは乾かしたところまるでギルディングしたかのようなコントラストが出ています。 とはいえ、ダゲレオタイプは出来映えのバリエーションが多すぎるため、因果関係は不明。それこそ何百回とテストしなければわからないかもしれません。
今日は日本で数少ない写真修復師の方とお会いし、いろいろお話を伺ってきました。
その名の通り、写真修復を専門とされていらっしゃって、美術館などからの依頼を主に受けているそうです。
実際にダゲレオタイプの修復も行っていらして、ハウジングについて貴重なお話をたくさん伺えました。
写真技法については奥が深く、常に勉強だそうです。 ご自身で写真は撮られないけれど技法を学ぶためにワークショップをうけられているとのこと。実際のお仕事の内容や知識の量には本当に驚きました。やっていらっしゃることも素晴らしいし、何よりお人柄が素敵でした。
私のハウジングを見ていただいたところ、空気の入るスペースが多すぎるとのこと。
ただ、自分がどのようにダゲレオタイプを見せたいかを優先されるのが良いですよ、とアドバイスいただきました。確かに、別に重要文化財でも美術品でもないので、それほどハウジングにこだわる必要はないかもしれません。
お手製のハウジングを見せていただいたところ、思わずため息が出てしまうくらい美しかったです。
この先プレゼンテーションやハウジングについていろいろ試してみたいと思います。