一人目の人形もままならないまま、またしても不細工な顔を作り始めているのですが、とても面白い現象がありました。

ぱっと見たときにはそれほど悪くないという顔も、写真で撮ると恐ろしく奇妙な顔になる。
人間の目が物を認識するときは3D。そしてその物体の角度が変わっても同じものと認識できるのは、脳があいまいだかららしいのですが、サヴァン症候群のように、見たものを完璧に記憶していられる人たちの脳はおそらくあいまいではなく完璧な記憶機能を持っているからなのだと思います。

このあいまい性ですが、もしかしたら個人の記憶や人生経験や好みなどによって瞬時にデフォルメされて見える要素があるのではないかと思います。 目で見たときはなんとなく良く見えても、写真に撮ると真実がしっかり写る。3Dを撮った写真がなぜあいまいに見えないかというと、それはやはり2Dと目が認識しているからなのかもしれません。
写真が怖い、と思った瞬間でした。

以前に日暮れ時に白い花を撮ったとき、私にはメランコリックいほの暗い空間にうっすら浮かび上がる白い花、に見えましたが、その写真を見た人は、「何これ、紙屑?」と言いました。
私は被写体が花だと知っているからわかるのですが、知らない人は客観的に見てなんだかわからない。
これは自分の経験値から来る認識。つまり客観性を若干失っているということなのです。

部屋に籠って同じものをずっと撮り続けているはなんだか危険。。。
(でも撮りますけどね。 今の実験はとても主観的なものだから。)

doll face