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~ ダゲレオタイプ/銀板写真(Daguerréotype)・ガラス湿板写真(Wet Plate Collodion Process)

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Monthly Archives: March 2016

A photo book by Adam Fuss, Part2

31 Thursday Mar 2016

Posted by 4tographique in Daguerréotype (ダゲレオタイプ)

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ダゲレオタイプ, daguerreotype, 銀板写真

Adam Fussさんの写真集3冊目。

最初に購入した写真集がとても気に入ったので、もっと見たくなって入手したのですが、紙を銀板に似せて表現しようとがんばりすぎた感じがして、私には逆効果に見えました。ダゲレオタイプを写真で撮るというのはどうしても限界があります。

Circumambulation1
妙な光沢が。。。 本物のダゲレオタイプは感動ものに違いないのです。 

Circumambulation2

作品のサイズは30 x 23-1⁄2 inchesで、それはそれは恐ろしく巨大。 76cm x 60cmくらいです。
もしかしてカメラを使っていないのかな、とも思ったり。

昨年の展示情報。
http://www.baldwingallery.com/archive/exhibitions/2015/adam-fuss/

***
私の部屋はどんどん鳥が増えて、もう誰が誰だかわからなくなってきています。
birds

Gilding disaster(ギルディング惨事)

27 Sunday Mar 2016

Posted by 4tographique in Daguerréotype (ダゲレオタイプ)

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ダゲレオタイプ, daguerreotype, 銀板写真

最近スーパーで2回連続グレープフルーツジュースが買えないでいます。品薄なのかな。

最近少し調子が上がってきたので、久しぶりにギルディングをしました。

そうしたら、できたてのダゲレオタイプが悲惨なことになりました。
gilding

ギルディングソリューションは、塩化金とチオ硫酸ナトリウムをそれぞれ別々に溶かした液を同量ミックスして作ります。混ぜたときに黄色い塩化金のソリューションがさっと透明に変わります。今回それが透明にならなかったので、おかしいなと思いながら使ったらこんなことになりました。

以前に失敗したときは、混ぜた液が濃いな紫色になり、そのまま使ったらもちろん悲劇が起こりました。

ビーカーをよく洗ったつもりですが、汚れていたのか、もしかしたらチオ硫酸ナトリウムのソリューションはあまり日持ちしないのかもしれません。(・・というほどの繊細な感じの液体ではないんだけど。)

ほんとに何やかんやと、ダゲレオタイプは一筋縄ではいきません。なぜモチベーションを保っていられるのかというと、定着後の美しいダゲレオタイプは何度見ても飽きず、それが見たくて撮っているようなところも。

ダゲレオタイプについてこんな記述がありました。

“If a common picture is worth a thousand words, then all the words heretofore expended on the daguerreotype are still an incomplete description”.

「一般的な写真が1000語の言葉に値するとしたら、現代までのすべての言葉を使ったとしてもまだダゲレオタイプを説明するには足りない。」

正しい訳かどうかは微妙ですが、本質的な意味は変わりません。

ちなみに私の今日のダゲレオタイプは3語くらいで収まります。

「えー、なにこれ、見るに耐えない。」

F, CI, Br, I

25 Friday Mar 2016

Posted by 4tographique in Daguerréotype (ダゲレオタイプ)

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ダゲレオタイプ, daguerreotype, 銀板写真

F, CI, Br, Iは、化学を勉強した人ならだれでも知っているハロゲン元素。それぞれフッ素(F)、塩素(Cl)、臭素(Br)、ヨウ素(I)です。私は学生時代、化学には全然興味がなかったし、勉強もしない方だったので、ダゲレオタイプをはじめるようになってからハロゲンについて知りました。(知ったといっても、理解度は浅いですが。)

私が今ダゲレオタイプで使用しているのはヨウ素のみ。

これに臭素が加わると感度が上がり、ずっと短時間で撮影できるのと、写真そのものも深みが増すようです。
ずっとこの臭素を使いたくて仕方ないのですが、刺激臭かつ猛毒とのことで、手を出せずにいます。たとえば、私が山の中の一軒家に住んでいたら、心置きなく試してみるのでしょうけれど、さすがに住宅街で異臭騒ぎを起こすわけにはいかず。。 

その臭素に加え、さらに塩素を使っているダゲレオタイピストがいました。その人の写真がなんともいない色味で美しい。あれ、これダゲレオタイプなのかな?と、と一瞬思ってしまうくらい独特の雰囲気があります
mirror

その塩素ですが、使用するのに絶妙な適量があって、それをちょこっとでも間違うと美しい写真はできないようです。
独自のレシピ。 残念ながら公開はされていません。

私はまだヨウ素すらコントロールできていないです。つまり写真を撮る前の段階にいるようなもので、そう考えると、やりたいことはいろいろあるのにちっとも前に進めていない。ずっと何か月も同じところをふらふらとさまよって、とても歯がゆい・・・というか焦りすら感じます。もし明日死んでしまったら成し遂げられなかったことがとても無念に思われてしまうに違いないです。

趣味の写真ごときで大げさな・・・。 ま、ダゲレオタイプだけでなく、いろいろ。 

先日はまた少し復活しました。足の付け根部分に微かに出ているソラリゼーションが気に入っています。でもどうしてもシャドウがつぶれてしまうので、ここをクリアしたいです。

それにしてもヨウ素も臭素も塩素も登場しているのに、フッ素はいったいどうしたんだろう。。?  

The unobtainable photo book was obtainable.

24 Thursday Mar 2016

Posted by 4tographique in Artists (アーティスト), Books(本), Misc.(雑記帳)

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恐らくはずっと入手することなどできないと思っていた憧れの写真集 “Studio” by Paolo Roversi。

突如としてお家にやってきました。

こんなiPhoneの写真でごめんなさい。
paolo roversi

なかなか売っていなくて、売っていてもとても高価なのです。

そうしたら、Photographerの平野タカシさんが、ここに売っているよ、と教えてくださって(こんなマイナーなブログに立ち寄っていただくだけでもびっくりなのに、情報までくださって、本当にありがとうございます。。)、最近見かけた市場価格よりはだいぶリーゾナブルだったので、ちょっと悩んだ末買いました。

私がPaolo Roversi氏の写真を語ったところで、陳腐な言葉しか並べられないのですが、買ってよかったなーと。何度見てもドキドキします。

あの数年前に一目惚れしたときの印象と全く変わらず、ポートレイトもさることながらそのタイトルから想像できるように、彼のスタジオの写真がまた何ともいえずに良いのです。無造作に捨てられたポラロイドの箱や写真たち。たくさんの椅子。
ディアドルフとかGoerzのレンズとか、素人だったら、ああー、よくカメラの写真とか撮りたくなるよね、という感じなのに、なぜこんなに格好いいんだろう。この写真集にはなくてはならない存在です。

ちょっと私にはもったいないくらいの写真集ですが、届いてすぐぱらぱらと見て一番最初に目に留まった写真はこれ。
pr-tripod
あれ、もしかしてmajestic? 

見るとこそこですか・・という感じで、はー、我ながら情けないです。

大判カメラでは湿板とダゲレオタイプしか撮ったことがないけれど、この写真集に触発されてフィルム写真を撮ってみたいなと思いました。(冷蔵庫には4x5のフィルムが一箱、衝動が起きたとき用に眠っています。何度も取り出して眺めるものの、まだチャレンジする勇気がありません。。)
pr2

A puzzling fog (謎のフォグ)

22 Tuesday Mar 2016

Posted by 4tographique in Daguerréotype (ダゲレオタイプ)

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ダゲレオタイプ, daguerreotype, 銀板写真

このところ不思議なフォグが出ます。原因は不明。
一見露光オーバーのように見えますが、何かが違う。定着不足でもないし、本当に謎です。

ダゲレオタイプはヨウ素の蒸気を当ててレイヤーを作っていきますが、その層の色によって光に対する反応が違うため、もしかしたらとある一定のレイヤーが赤外線ランプに反応してかぶっているのかなぁーと思ったり、いろいろな原因を考えていますが、どれひとつとしてピンとくるものがありません。
あまり条件を変えていないだけに、こういう意味不明なことが起こると頭を抱えたくなる。

この問題と格闘したくて、「今日は早く帰ります。」とオフィスを出ようとしたところ、「なに、また魔女みたいに薬品かき混ぜるの?」と鍋を大きなしゃもじでぐるぐるかき回すジェスチャーで聞かれました。

魔女って・・・。 いったいどういう状況を想像してるんだろう。。

薬品といえば今、「一塩化ヨウ素」という薬品がとても気になっています。臭素の代わりにハロゲンの一つとして使ってみたいのですが、結構いい値段がするのと、使い方もまだよくわからないのでお預け状態。

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