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朝からダゲレオタイプ2枚失敗して凹んでいます。
このところ毎日持ち歩いている本、”Secrets of the Dark Chamber”。
1995年にSmithsonian American Art Museum(以前のNational Museum of American Art)で展示されたダゲレオタイプが掲載されています。
ダゲレオタイプの写真集は何冊か持っていますが、これは並外れて美しい(あるいは珍しい)ダゲレオタイプがかなり忠実に再現されていて、ついつい見入ってしまいます。
どうやったらこんなに奇麗にダゲレオタイプの写真をデジタル化できるのかというのも気になります。(最近の私の関心ごとの一つです。)
私のはソフト・カバーですが、ハードカバー版があって、2年くらい前に近所のアンティークショップにあるのを見つけました。 その本を選んで入荷したという店員さんが若い男性で、「これ素晴らしいですよ。」と勧めてくれたのを覚えています。私がマニュアルカメラをぶら下げていたので、声をかけてくれました。(その方も写真をやっていたので、写真集の多くは彼が入荷していたようです。)
ただ、値段が1万8千円もしたのと、そのころはダゲレオタイプにはそれほど関心がなかったため購入には至らず。
この本の存在はずっと頭に残っていて、ダゲレオタイプをはじめてからいつかほしいなーと思っていました。先日、amazon.comでハード・カバーが安く売っていたので注文したら、届いたのはソフト・カバー。ソフト・カバーが届きました、と言ったら返金してくれた上、本もくれました。
個人蔵のものも何点かあり、なんとダゲ友先生のダゲレオタイプも載っていました。
本に載っているのを見たよ!と報告したらどうやらそのダゲレオタイプは販売してしまったそうでその販売資金でガラス張りのグリーン・ハウスと言われる部屋を作り、ジャグジーを設置した上、豪勢な家族旅行にも行ったそうで、いったいいくらで売ったんだろう・・・と、言うのも気になったり。
そのジャグジーハウスですが、椅子の脇にこんなちびっちゃい日本庭園を置いて、庭園を”整備”しながら瞑想するとのこと。私が遊びに行ったときに、「よかったらそれ崩して自分の好きな庭を作ってもいいよ。」と言われましたが、考えてみたら私は日本人だけど日本庭園がどんな感じか、いざ作るとなるとよくわからないし、アイデアもないので結局ノータッチ。
本当におままごとみたいなサイズで、これを大きなアメリカ人男性が真剣にやっているところを想像したらかわいくて笑ってしまう。。
話が逸れましたが、ダゲレオタイプに興味がある方にはぜひおすすめしたい本でした。
掲載内容はオンラインでも一部見る事ができます。
たくさんお気に入りはありますが、このクォータープレートはなんとも美しいです。
そして、昨年10月にブログで紹介したダゲレオタイプも収録されていました!
Mercury-Silver Amalgam(水銀と銀のアマルガム)
このような展示、いつか日本でやってほしいです。