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もう10年くらい前だったか、お抱えの靴職人に自分の靴を作ってもらうという夢を見ました。
オーダーメイドの靴はずっと憧れ。なぜならなかなか自分の足に合う靴がないから。(巨大な足というわけではなく。)
宝くじ当たったら何に使う?という話で(ま、宝くじは買いませんけど)私が最初に思い浮かぶものの一つはやっぱりお抱えの靴職人。別に家に抱えなくて普通にオーダーすればいいじゃん、といわれて、まぁ確かに。。。
そんな妄想しているくらいなら自分で作ればいいか・・・ということで、パンプスを作りました。
見事に失敗。
三重過多なのです。ヨウ素、露光、現像すべてがオーバー(・・・な気がします。)特にヨウ素がオーバーというのはいずれ意図してやろうとは思っていましたが、今回は考え事をしていたら分厚いコーティングになりました。
でもこのダゲレオタイプは、かつてダゲールさんが研究していたとき偶然にも像が写ってました、的な雰囲気が漂っていて(彼の最初のダゲレオタイプはもっときちんと写っていますが)、意外に嫌いではないです。そして初めての手作りパンプスということでその出来映えにもよくマッチしているような気がします。
レンズはLerebours et secretain, 露光時間は80分。
製作行程。もちろん私一人で製作したわけではなく、隣で先生が見守ってくれています。
靴がどうやって作られるかというのはとても興味深く、むしろこの製作行程をoccupational的にダゲレオタイプで撮影したいです。