写真関係の本を読めば読むほど自分がどれだけつまらない写真を撮っているのか再認識するわけですが、まーこれは自己満足の世界だからいいかと思うようになりました。私が今躍起になって追求しているのは当時のダゲレオタイプのような美しさなのです・・・。 とそれはずっと思っていたことなのに、なぜかちょっと写るようになったら、写真に現代の価値観を求めるようになってしまって、特に世界的に著名な写真家の方にお会いしたら自分が何だかいけないことをしているような気にすらなり、考えてみたらそんなことは今の私にとってはどうでも良いことなのでした。

・・・というわけで、もちろん写真についての学習は最低限の常識として細々と続けながらも、開き直ってひたすらダゲレオタイプを撮ります。まだまだやるべきことはたくさんあります。

今年に入って4枚目のダゲレオタイプは、8×10カメラでレンズの真ん中だけを使って4×5を撮りました。前にも書きましたがレンズの真ん中の部分が解像度が高いの(だそう)です。
pint-glass
大きなカメラで小さな写真を撮るという試みは過去に一度試みて見事に構図がずれました。真ん中の解像度が高いのかどうかもいまいち分からず、今回はそのリベンジ。黒いテープは5×7の枠で、これより小さな4×5を撮影します。

結果。
5x7_m-dag-typewriter-0105-2017
この写真ではちょっと分かりずらいですが、結構緻密に写っています。

昔のダゲレオタイプにちょっとだけ近づいた気がします。

でも光の観察はきちんと出来ていませんでした。タイプライターの正面が日光に反射しすぎていることに気づかず、それは脳みそがお利口すぎるからであって、露光開始する前にもっと注意深く観察しなければいけません。

写真の難点は枠があること。だからこそ写真なのでしょうけれど、被写体として見たときと枠の中に収まったときとでは情報が遮断される分だいぶ見えてくる部分も違います。頭でわかっていても、意外と難しい。
この写真の原点に帰る作業といいますか、基礎学習は、デジタルだけ撮っていたら決してやらなかったであろうことなので、一つ一つダゲレオタイプで学習して行くというのは時間がかかるけれどとても新鮮です。