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パソコンを置いてあるデスクが少し寒いところにあるので、なんとなくブログ更新から遠ざかっています。ノートパソコンだから持ち歩けばいいのだけれど、このデスクでないと集中できず、今日はアイドリングタイム(露光時間)が長いのでパソコンに向かうことにしました。

まー、このダゲレオタイプという世界はニッチすぎて、このブログもたいして役立つこともないですが、一応細々とつづっておこうかなと思います。

先日銀板を磨いていて、これか! と思ったことがあります。

プロセスには直接関係はありませんが、なんだろう、この銀板磨きは恐ろしく「禅」に近い気がしました。
つまり磨いている間、あれこれ考えていたところで銀板磨きに貢献するところは何もなく、だったら無心で磨いたらどうだろうと思った瞬間に、突然ものすごく幸福を感じたというのか、幸福の定義が曖昧ですが、とにかく私は今 銀板を磨きさえすれば良いのだという、もちろんそれは当たり前だけれども、すべてから開放されたような妙に満たされた気分になったのでした。 
きっとこれは瞑想とか、禅とか、そういうものに近いのだと思います。 
今まで何百枚と銀板を磨いて、気づくのが今なのか、とも思ったりしますが・・。 

面倒くさい作業も、もともとそれほど嫌いではなかったですが、メディテーションだと思うと今までとは違った心持ちで作業することができて、しかも音楽もなしにひたすら磨くという感じが妙に落ち着きます。

といわけで今日は撮影するつもりはなかったのに、ちょっと磨いてみるか、と手を出したらのめり込んで磨いてしまって結局夜な夜な撮影することにしました。

画像がないと寂しいので知人のフォトグラファーが送ってくれた昔のダゲレオタイピストのダゲレオタイプをご紹介。
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これはポーズをとってもらっているのでしょうけれど、それにしても美しいダゲレオタイプです。道具も美しい。そしてこの奥行きと緻密な描写が、本当に実物はどれほど美しいことか、見ているだけでワクワクします。

道具の説明です。何か薬品を計量しているようですが、何の準備をしているのかは不明。
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