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当時のダゲレオタイピストの中には薬品についての知識がなく、健康を害して亡くなってしまった人もいると聞いています。
私自身は悪魔に魂を売るわけではないですが、ダゲレオタイプを撮れるなら別に命が縮まってもいいと思っているくらいなので(かといって無謀なことはしていませんが)、基本的に明日死んでもダゲレオタイプに関して言えば後悔はありません。
先日、背中の右側だけが痛くなって、病院に行って検査をしました。
「うーん、いろんなことが考えられるからね。寝違えたとか。」
そこで、「先生、私写真で薬品使うんですけど、そのせいじゃないですか?」というと、「写真て現像液とか酢酸でしょう? 別に健康を害するほどのものではないでしょう。」
普通に酢酸が出てくるあたり、すごいなーと思いましたが、「いえ、ヨウ素なんです。循環器系に悪影響があるんです。背中だからもしかして肺じゃないかなと。」というと、ヨウ素ねー、それもなんたらかんたら(・・と私にはわけのわからない説明をし)、レントゲンみてもきれいな肺だし、尿検査も何も問題ないから、様子見てください、とのこと。
さすがに水銀のことは告白できなくて、そのまま帰ってきました。
で、結局、単に寝違えていただけみたいで次の日には治りました。
うーん、やっぱり臭素を使うまでは死にたくないかもしれません。。
こんばんは。ご無沙汰いたしております。
なんだか調子の悪いときに返信をいただいていた様子ですみません。
その後、お変わりありませんでしょうか?
沃素は劇物指定で困ってしまいます。本(化学物質の安全性・危険性 三共出版 昭和51年)によると「その(沃素)の蒸気は肺や皮膚、粘膜を刺激して頭痛、催涙、耳鳴、眩暈、不眠症、精神異状などを起こすことができるので、長期間の吸入は避けるべきである。」とのことです。
古い内容なので今だと新たな知見があるかもしれませんが。
久しぶりに東京に出て、TOP美術館の日本写真開拓史展を見てきました。
全国から結集した幕末・明治期の銀板、湿板がありました。図録は一般書店でも販売されていますので機会があれば一読ください。
当時の人の写真術の習得に関して説明もあり、鎖国の中、外国書のみを参考に独学で学んだ者、開国と同時に来日した外国人に学んだ者、幕府の海外使節に加わり現地で学んだ者がおり、時代は変われども、ここ20年位の日本のオルタナ人(古典写真術愛好家)の行動とダブって見えてきました。
桜も咲き始めました。成功をお祈り申し上げます。
おはようございます。
東京にいらっしゃっていたのですね!
倶楽部活動のチャンスでしたね。(とはいっても私よりミズキさんの方が知識が豊富なので、教えていただくばかりだと思いますが。。笑)
体調は単なる寝違えか運動不足だったようですぐ直ったので大丈夫でした。お心遣いありがとうございます。
ヨウ素も水銀も気をつけて使用していますが、慣れが一番怖いですね。以前湿板の硝酸銀のときは最初はかなり慎重に使用していたのに、最後の方は薬品焼けを手足に起こすようになりました。水銀が特に無臭なので危険かもしれません。
写真開拓史はおもしろそうですね。(ところで日本での古典写真術愛好はここ数年のお話だと思っていましたが、20年くらい続いていたのですね。。)
私はせっかくいろいろ素晴らしい展示があるのに、家にこもってばかりいます。
やっと暖かくなってきたのでたまには外に出かけようかなーと思います。
こんばんは。
倶楽部活動ができたら良かったですね。私の方は紙の上だけの知識なので、役に立たないと思います。実践経験を積まれている部長に教えを乞いたいところです。東京では地下鉄の乗り間違え、アリの巣のような駅で出口をロストと散々だったので、もし予定していても会合場所にたどりつけたか疑問は残りますが。
20年の話は誇張しています(4/1なので)、過去の本や雑誌の内容をさかのぼっての感想です。日本の銀板写真家(健在)としては小泉定弘先生が古いように思えます。お持ちの本「Daguerreotype 1976」の著者で4月18日まで日芸で退職記念写真展が開催されています。古典写真術の本ですと「特殊写真処理の実際 1976年」、「手作り写真への手引き 1994年」がデジタル化(インターネット、デジタル写真)以前は有名でした。両本とも今はなき写真工業誌の記事をまとめたものです。あとはコダック写真百科事典の項目から挑戦された方もいたようです。
おはようございます。
次回いらっしゃる際はぜひ倶楽部活動を企画しましょう♪
私はある意味情報がたくさんある時代にダゲレオタイプを始めたのでラッキーですね。昔の方は苦労されたと思います。一番最初にベクレルでダゲレオタイプを制作したときに露光時間を決めるのに小泉氏の写真集がとても役立ちました。苦労話も書かれていて、私の中では重要な文献です。いろいろ私の知らない書籍がたくさんあるのですね。本当によくご存じです。
今となってはもう普通に写るようになったので、かつてのように情報は探していませんがダゲレオタイプ関連の書籍は一通り目を通してみたいです。
こんばんは。
「今となってはもう普通に写るようになったので、かつてのように情報は探していませんが」何と力強い言葉でしょう。しびれます。
私の方は未練というか、本の病というか、読めない外国書にまで手を出し、その挙句所有感だけで満足し、居住スペースを少なくしております。
死んだら、処理業者が一括処分して焼却されることでしょう。
PDFになっているものもありますので、メールいただければ添付してお送りします。
こんにちは。
本の病、分かります! 私も読書家ではないくせに本の存在が大好きで、所有することで読んだつもりになってしまうのが悪い癖です。。(オードリーヘプバーンの「パリの恋人」で出てくる本屋さんのようなところに住みたいくらいです。)
居住スペースをもっと確保したいと思いつつ積み上げた本がまだ捨てられずにいます。
PDFの情報、何でしょう。。 気になります。急ぎませんので私のこのブログのIDにgmail.comを足したアドレスに送っていただければ幸いです。
いつもいろいろ情報くださってありがとうございます。