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昔、小学校だか中学校だかの美術の授業でデッサンを行ったときに、先生から“モノの輪郭をイラストのように描いてはいけない”、と教わった記憶があります。実際にリンゴをデッサンするときは、くっきり線でリンゴの形を描くのではなく、稜線を意識して明暗でそのラインを表現してゆくのだということなのですが、過日ダゲレオタイプが現像オーバーになり、そのプレートを再利用しようとして手の平で表面をきゅっきゅっとこすったら、そのデッサンの常識を覆す現象が起きました。
ほおずきの周りに、線が見えます。。。
まるで周りを白い鉛筆でなぞったかのようにくっきり。
デッサンは別に線で表現してもいいんじゃないかな、と思った瞬間。
美しいですね!
私もボツ山を指で擦ることがあるのですが、こんな現象は未見です。
どんな反応で、どうやったら出来るんだろう。
意図的に作れたら素晴らしいなぁ。
水銀で現像オーバーになるとこうなるようですよ。
結構濃く銀板に焼き付いているので、ちょっとこすったくらいでは消えないのです。
これはこれで不思議な感じだったので再利用せずとっておきました。