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ダゲレオタイプとアヴェ・マリアは全然関係ないのですけれど、バッハは私の中で神のような存在で、さらにアヴェ・マリアは彼の曲の中でも特に神憑った存在です。 でもアヴェ・マリアだったら何でも美しいかというと、そういうわけではなく 例えば今私がバイオリンで練習しているアヴェ・マリアはカテゴリー的には雑音の部類に入ります。バイオリンをこれから毎日8時間、10年間練習したって、神々しいアヴェ・マリアは弾けないのです。

でも例えばこれがダゲレオタイプだったらどうだろうと思います。 例えば私が毎日365日ダゲレオタイプを撮影したら、いろいろな偶然が重なって、奇跡的に神憑ったアヴェ・マリアが現れる可能性はゼロではありません。 本当は毎日365日、美しいダゲレオタイプを撮れたら良いのですが、気温や湿度や光やケミカルの微妙な作用の具合はなかなかコントロールできません。 
これが仕事だったらそんな偶然にかけるなんていうのはあり得ないのですが、一生で一枚だけ奇跡的な一枚が撮れたらいい、というのであれば、気長にやっていればそのうち撮れるかもしれません。 

今でも普通に像は写るし、まぁまぁ美しいものだって撮れることはあります。 でも神憑った一枚というのは、残念ながら3年近くやっていても未だ撮れていません。 

たくさん研磨の練習をして、臭素を取り入れて、少しずつ確率を上げていけたらと思います。
 
・・というわけで、臭素が来るまでは、勢いで撮るのではなく、いろいろ準備と座学に時間をかけたいと思います。

今年は1月1日からダゲレオタイプを撮って、一生懸命記録していました(早々に挫折しました)。 そもそも記録する意味があったのかと思います。今見てもなんのことやらかよくわからない。 敢えていうのであれば、あー、いっぱい撮ったなー、くらいでしょうか。

来年の臭素元年が楽しみです。 来年の今頃、アヴェ・マリアが現れた!となっているといいなと思います。