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暗い部屋でセーフライトとして使っていたJieldeのランプが置いてあった硝酸銀のせいか、ものすごく錆びました。
この錆を落とそうと、もっている研磨剤をいろいろ使って(そう、研磨剤はいろいろあるので)奮闘しましたが、全然落ちそうにないので早々にあきらめました。
銀板磨いている方がずっと楽。 Jieldeみすぼらしくてかわいそう・・・。
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以前、当時のダゲレオタイプを消してその銀板に自分のダゲレオタイプを撮るというかなりずうずうしい行為を行いました。いつだったかな、と記録を見たらもう2015年の冬なので、もう2年くらい前になります。
そのときは、当時のクラッド材の方が奇麗に写るんじゃないかと思って試したものの、たいしてうまくは撮れず(もしかしたら奇麗に撮れたと思っていたかもしれませんが)、その後プチ・バンダリズムは封印していました。
先日、Mikeさんのクラッド材と当時のクラッド材がまた違うらしいことに気づき、このところのダゲレオタイプの撮影に疲れて来たのもあって、気晴らしに再度試してみる事に。
2年前に撮影したものを消して使うことにしました。
ウンチみたいな出来映えなのに、ご丁寧にハウジングしてあります。
ピカピカに磨きました。手前が本物のダゲレオタイプ、奥が磨いて鏡のようになったプレートです。ただ古いのでどうしてもとれない汚れなどあります。
ためしにギルディングもしてみましたが、たいして良くもならないので再度消して撮影します。
こちらが2度目。当時のダゲレオタイプにはとてもかないませんが、2年前よりはだいぶ奇麗に撮れました。
プレートの左下に小さな刻印があるのが見えます。
Google情報ですが、コネクチカットに1839-1850年にあったScovill社のものです。
まだまだ私の技術では当時のダゲレオタイプ・スタジオに就職することはできなさそう。。。
(そしてダゲレオタイピストは夢のまた夢。)