久しぶりにヨウ素だけで、手磨きでダゲレオタイプを撮影しました。初心に戻るといいますか、ま、慌ただしくなくて何となくほっとします。
(結果は、やや露光不足。)

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自ら進んでミイラになるという即身仏にとても興味があります。

究極の悟りなのですが、それは自分のためというよりそうすることで人々の苦しみをこの世からなくすことができると信じていたからです。
脂肪を減らすための食事(というよりほとんど絶食)を続け、最終段階になると自ら地面に掘られた小さな穴に入りそこでお経を唱え続けるそうです。

生きていることを伝えるために鐘を鳴らし、その鐘の音が聞こえなくなったら息絶えたということで、その後数年感そのまま地中に放置され、ミイラになっただろうという頃を見計らって地中から出されます。

成功か失敗かは掘り起こされたそのときに分かるそうで、成功率はかなり低いとのこと。

私が興味があるのは、その過程もそうですが、何よりその強固なメンタリティー。
人のためになぜそこまで出来るのか、もうほとんど私の理解できるレベルを超えてしまっていて、頭がぐるぐるします。
一度でいいから話を聞いてみたい。・・といっても会話が途絶えたときにどんな話題をふっていいかわからないし、きっと同じようなことをいつも質問されているだろうからなー、、、と思わず腰が引けてしまうのですが、心配しなくてもお話できるチャンスはありません。

そんな即身仏に憧れて、というわけではないですが、似非ミイラを作ったことがあります。

一つは洋梨。

2年くらいかかりました。 最後はしわくちゃの紙くずみたいな固まりになって、それはミイラというより単に水分が抜けてしぼんだだけだろうという感じですが、これをまたやってみようとリンゴで再チャレンジしています。

数ヶ月前からずっと外に干していたのですけど、洋梨のときのように室内で行うことにしました。
ちなみに洋梨のときもそうでしたが、不思議と異臭もしないし虫もつかない。

ミイラを作っている、というと何やら創造的な活動をしている風ですが、要は放置です。りんご虐待。

ちなみにこのりんごは昨年11月にダゲレオタイプで撮影したこの子です。

うまくいったらまた撮影しようと思っていますが、今の時点では失敗な気がします。
(そもそもリンゴのミイラは何をもって成功というのかよくわかりません。)