先週インターメディアテクという、東京大学総合研究博物館と日本郵便株式会社が共同で運営しているミュージアムに2度行ってきました。
一度目はとにかく時間がなかったものだから、外から様子をうかがうだけと、入り口まで行ったら展示がちらっと見えて、いてもたってもいられず中に入りました。
「恐竜はいますか?」
と聞くと、そこにいらした係の方は「・・・・えーと、恐竜はいなかったように思いますけど、詳しいものが中におりますので聞いていただけますか。」
大きなスペースに博物誌が展開されているような状態で、展示物は骨だけにとどまらずさまざま動物や鳥たちの剥製や昆虫の標本、それ以外にもたくさんの貴重な歴史的コレクションが陳列されており、別に恐竜でなくっても想像以上の空間に鼻血が出そうになりながら駆け足で回りました。
そして2度目の訪問は2時間くらいかけてじっくり回りました。
ここに住めるものなら住みたい・・・というくらい魅力的な場所です。展示品もさることながら内装がとにかく素晴らしい。
都心のビルの一角にこんなにも美しく妥協のない空間があったのか・・・。
もうこの存在だけで、私は東京がますます好きになりました。
途中「土偶はどこにあるのかな?」と、和気藹々と楽しそうに話しているおじさんたちがいて、(土偶はあっちにありますよー)と教えてあげたい気分になりましたが、展示物を探索するのもまた楽しみの一つだろうと思いこらえました。
また折を見て行こうと思います。
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肝心のダゲレオタイプのトラブルですが、なんとか写るようになってきました。
原因はよくわかりませんが、どうも銀板が怪しいです。
もともと磨いた後の状態がよくなく、業者の方にもやり直しをお願いすることで合意がとれていますが、とにかく個体差が激しく、かつ同じ銀板を使ったら同じテストができるかというと磨いた分だけ銀がすり減るのでまったく同じコンディションというのはないわけで、なかなか検証が難しい。
しばらくはもう少しいろいろなテストをしてみようと思います。