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今回の渡加・渡米はダゲレオタイプ制作の技術向上のためだけでなく、160年以上前のダゲレオタイプの修復についても学習してきました。

いろいろ秘伝を教えていただき、今日は準備が整ったので実践してみました。

正確には修復というよりクリーニングです。傷がついてしまったダゲレオタイプを修復するのは不可能です。

こちらはクリーニング前のダゲレオタイプ。
誰も見向きもしないようなゴースト状態になっています。

ガラスを外すと、想像していたより鮮明な写真が出てきました。

どきどきしながらクリーニング。。。

見違えるほど美しく生まれ変わりました。

 

新しいガラスをはめてアーカイバルテープで処理をします。

いまいちど、ビフォーアフター。

銀板についたこすったような跡は過去の持ち主が綺麗にしようと磨いてみたものと思われます。
ダゲレオタイプの知識がないためこのような状態になってしまうのですが、こういったダゲレオタイプを見るたびに心が痛みます。それと同時に、きれいにしたかったんだなぁーと思うと、それはそれで微笑ましくもあります。これもまたこのダゲレオタイプがたどってきた歴史の1ページかもしれません。

ただ、貴重な資料がそうやって少しずつ傷ついたりこの世から姿を消していってしまうのは非常に残念なこと。(といいつつ、わたくし3人ほど抹消しました・・・。)
ダゲレオタイプの知識がない限り、解体したりクリーニングしたりしないよう声を大にして言いたいです。