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反物の布からその場でドレスを仕立ててくれるお店。ベトナム人らしき女性がお店を切り盛りしています。
近くにいたお客さんがローズレッド色の布でリボンのついたヘッドドレス(髪飾りのようなもの)を作ってもらっていて、それをつけたらとても可愛らしくなりました。いいなーと思って見ていると、お店の女性は甕覗(かめのぞき)色のオーガンジーのような布を広げました。

私この色好きです、と言ってドレスを作ってもらうことにしました。でも本当は先ほどのローズの色が良かったなと心の中で思います。布をくるっと体に巻き付けてあっという間にドレスのベースができました。アオザイのような雰囲気です。

袖はどうしますか?と聞かれて、「フレンチスリーブがいいです。」と、手でその形を真似て言うと、「いや、スリットにしましょう」と言って、店員さんはナイフを取り出し、私が着ているドレスの袖にザクっとスリットを入れました。 確かにそちらの方が雰囲気に合っています。同じ色で生地違いのボレロも用意されていました。

靴を選ぶ段階になって、私はヒールかもしくは足の爪が見える編み目のようなサンダルがいいと言うと、それではバランスが悪いからこの草履にしましょう、と竹の皮でできたような草履を持ってきました。何やらファッションの第一人者がこのスタイルが好きなんだそうで、つま先の部分を内側に折り曲げて足の指で踏むと先端が四角い草履になりました。 ま、悪くないかな。 しかしいったい全部でいくらなんだろう、とちょっとお財布が心配になりました。

彼女は服を作って売るだけではなくその人に似合ったものを提案してくれるスタイリストでもあります。服飾を販売する人はこうあるべきだなと思いつつ目が覚めました。

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しばらくまともにお洋服は買っていませんが、別に洋服が欲しいとは持っていないのでこれらのストリーはすべて何かのメタファーなのだと思います。 それがいったい何なのか考えるのが日課のようになっています。

さて、ここしばらくは狂ったようにひたすら臭素と露光のテストをしています。
もともとは最適な臭素の濃度と露光時間を見つけるためのテストでしたが、すっかりそのテストにはまってしまいました。とにかく面白くて止まらないのです。 多分あと一ヶ月はずっとひたすらこのテストをしていられると思います。
そして2年前にわからなかったことがいろいろわかって今さら感がありますが、発見があるたびに嬉しくなります。

私の今日の臭素の法則は、臭素は1日経つとだいたい5秒分弱まるということ。(私の臭素箱で私の臭素の濃度での話なので、すべてに当てはまるというわけではありません。) 今まではその都度上手く行かないとせっかちさもあいまって、ありとあらゆる可変要素を引っ掻き回していましたが、少し定量的にアプローチすることができるようになってきた気がします。 進歩。そしてうまく行かない理由も、だんだん冷静に判断できるようになってきました。

それもあって最近はうまくいかなくても全然ブルーになりません。(ダゲレオタイプのことなので、またいつテーブルひっくり返されるかわかりませんが・・・。)

これはうまくいってない例です。