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最近アメリカにいるダゲレオタイピストの方と、薬品テストネタで少し盛り上がっています。
きっかけは彼が送ってくれた薬品テストのプレート写真ですが、それから私がすっかりテストにハマり、もうこの先もずっとテストだけでも良いかもしれないと言うと、彼もまたテストを再開しようかなという感じで(過去にやりかけて途中でやめてしまったそう)、まさにこういう話がしたかったので嬉しい限りです。
毎日8時間テストできるなら話は別ですが、おそらくとことんテストをするとなると数ヶ月では終わらないのではと思います。テストのたびに銀板を磨き、記録をつけて、というのは、まぁまぁ大変な作業。
難しい面もありますが、とりあえずテストのことを考えるだけでとてもテンションがあがります。
テストをしつつ、たまに遊びで撮影していますが、そのうちのひとつ。
Adam FussさんのGhostという写真シリーズが大好きで、実は真似をしてみたくて白いアンティークのワンピースを随分前に購入していました。
こんな写真だったよなー、と思って撮ったダゲレオタイプ。

コントラストが甘いけれどだいぶ似た感じじゃないかな〜と、嬉々として彼の写真集を見たら、全然違いました。。。 本当に似ても似つかない。 実際にはこんなつまらない写真ではありませんでした。悲しくなってこのあとすぐ消してしまいました。
Ghostは本当に素晴らしい写真なのです。 こちらにリンクを貼っておきます。 なぜこの美しい写真の記憶がこんなチープなダゲレオタイプと重なってしまったのでしょう。。。。。それはさておき、どうやって撮ったのか知りたいのですけれど、以前にどこかの動画でご本人がどうやって撮ったか聞くなんて野暮だ、的なことをおっしゃっていたので(私の記憶が正しければ)、仮に本人と話す機会があったとしても聞くことはできません。
ちなみに模倣そのものはそれを発表したり販売したりしなければ決して悪いことではないと個人的に思います。すべては模倣から始まりまり、そこから学べることはたくさんあります。 (ごく稀にアーティストであるにもかかわらず堂々とパクって発表される方がいらっしゃるようですがそれは言わずもがな論外です。)
アダム・フスさんとは一週間ほどお仕事した事がありますが、技法に関しては自身で手を下してないと思います。大抵その道のスペシャリストと組んで撮影だけしてるのではないかと。
一週間もご一緒に! その道のスペシャリストというのはライティング専門の方などなのでしょうか。 結局自分の撮りたいものを撮るにはたくさんのことを学ばないといけないですね。 写真はとても奥が深いですね。。。
例えばダゲレオとかフォトグランビュールなどを制作するプロと一緒に作るということで、私の場合はプラチナプリントでした。すごく難しい要求で何日もかけて作りましたが、結局ボツでした😅
なるほど! 彼自身はディレクターとか演出家みたいな役目なのですね。 なかなかない貴重な経験ですね。(でも精神的にキツそうです。。。;;;)
10月31日(日)8:00~のシンポジウムにアダム・フスさん特別参加されるそうですね。
ちなみに来月展示見に行きます。
名久井さん、そうなんです! とても楽しみです。
来月お見えになるのですね。来月の予定はまだ未定なのですが、もしタイミングが合えばご挨拶できたらうれしいです。
日時をメールしますね。