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今日私が所有しているダゲレオタイプを眺めていて、その黒の黒さに改めて感動しました。
黒がとにかく黒い。 そして同じ黒で素材の違いまでもがきちんと表現されています。
なんの変哲もない普通のダゲレオタイプですが、とにかく細部にわたって美しいのです。

この黒を私はまだ出せていないと思います。
私のダゲレオタイプは、黒っぽくなったなと思ってもまだセピア色。
もしかしたら過去に間違って(?)黒が出たことがあったかもしれませんが、そのときは記録をとっていないので、どういう配合でその色が出たのか、今となってはわかりません。
テストをしつつ、この黒を求めてまた長い旅が始まりそうな気がします。
うーん、この段階で昔のダゲレオタイプを見なければよかったな。。。
果たしてこの黒を出すことは可能なのだろうか。
”ぞっとする感じ” は、昔のダゲレオタイプでしか味わったことがありません。
そして私が求めているのは、このなんとも言えない不思議な感覚です。
私は写真を見ているのだけど、写真を見ているのではない
ダゲレオタイプは写真だけど写真ではない、そんな感覚。
初日にわざわざ新幹線に乗って展示を見にきてくれた知人(写真は詳しくない)が、
「普通の写真との違いが全然わからない。」
とショックなコメントをくださいました。
そうか。。。!! そうなのか。 遠いなぁ。。。
赤い色の物を撮って見ては、いかがですか?黒く写りますよ。
黒という表現は変ですが(銀板の表面にアマルガムが生成されていないだけですが)
※ダゲレオタイプは写す対象にもよりますが立体感が凄いと感じます。
通常の写真と比較できないと思っています。
ありがとうございます。何色が黒く写るということではなくて彩度のことなんです。 仮に赤いものを撮ったとしてもその黒がしまっているかどいうかと言ったら良いのでしょうか。 グレーやセピアではなく、黒が欲しいのですがなかなかぐっとしまった黒を出すのは難しいですね・・・。