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~ ダゲレオタイプ/銀板写真(Daguerréotype)・ガラス湿板写真(Wet Plate Collodion Process)

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Coloring the daguerréotype(ダゲレオタイプの着色)

14 Thursday Mar 2019

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ダゲレオタイプ, daguerreotype, 銀板写真

かつて茶道にちょこっとハマったことがありまして、その際に茶道関連の本を読み散らかし、毎日のように茶器を見に行き2年くらいで別のことに興味が移るということがありました。

そのときに思ったことは茶道はかなり危険。 日本の文化がぎゅーっと詰まっていて、単にお茶を立てて飲むだけでは済まなくなるのです。
その奥深さに敬服し、憧れて、真似ごとをして終わりましたが、実際には着付けも習い(なぜなら、袱紗捌き(ふくささばき)というのは着物でないと都合が悪いのです)、会席料理の本などもせっせと読んでいました。
着付けにせよ会席にせよお花にせよ器にせよ、それぞれに奥深い世界があり茶道はその集大成といったところでしょうか。

幸いなことに(?)、深みにハマる前にやめることになりました。私は近所のおばあちゃんにマンツーマンで習っていたのですが、この婦人は私が行くと稽古のあともずーっとお話をして家になかなかかえしてくれないのです。
きっと話し相手が欲しかったのだと思いますが、さすがに私も毎週何時間も付き合うことに疲れ(時には何度も同じ話を聞かされ)、とうとう辞める決心をしました。

それ以来茶道は習ってはいませんが、たまに自分でお茶を立てて飲むことがあります。

昨年、一目惚れをして購入した森里陶楽の抹茶茶碗がとてもお気に入りで、ここ最近はこの茶碗を被写体に臭素のテストをしています。

昨夜は遊びで着色をしてみました。

陶楽の色の美しさは再現できませんでしがた、まぁ、かすかにそれっぽくなりました。

断捨離の一環として、気に入ったものを写真に撮って処分する、というプロセスがありますが(私はやっていませんが)、そのときがきたら、ダゲレオタイプでお気に入りを撮ろうと思います。

Daguerréotype tutorial in Canada①

06 Wednesday Feb 2019

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ダゲレオタイプ, daguerreotype, 銀板写真

ここから数回に分けて、カナダで受けてきたダゲレオタイプの授業のことを少し書きたいと思います。

先生はMike Robinsonさん。 ダゲレオタイプの第一人者です。 私の中ではダゲレオタイピストというよりはむしろ研究者。 ダゲレオタイプについて多くの研究をなさっていて、化学的根拠に基づいた膨大な知識をお持ちです。 おそらくダゲレオタイプについてここまでの知識を持ち合わせている方は世界でこの人しかいません。
そのことは先生にも直接聞きました。 ここまでダゲレオタイプについて化学的にアプローチできる人がいるか、という問いに対しての答えはノーでした。つまるところそのレベルの人は彼しかいないということです。
以前にもうおひとかた近い方がいらっしゃいましたが残念ながら昨年お亡くなりになりました。

実は私は2016年にもMike先生のワークショップをニューヨークで受けています。 その時は6人定員のクラスで、3日間缶詰で行いました。
今回はさらに一歩踏み込んで勉強したいと思い、マン・ツー・マンでお願いしました。
(2016年のワークショップの様子はブログに書きましたが、写真使用の許可を全員からもらっていなかったので現在は非公開にしています。)

当時から私はダゲレオタイプを学ぶならMikeさんが良いと思っていました。
現代のダゲレオタイピストの中で彼のダゲレオタイプが一番好きだったことと、他のWorkshopはもっと簡易的なものだったからです。
(実はもう一人ヨーロッパで学びたい人がいましたが、教えることはしておらず、連絡もとってみましたが返信はもらえませんでした。)

***
Mike先生のスタジオはカナダのトロントにあります。不慣れなので、歩いていける距離のAirbnbの宿に泊まりました。
フライトが夜中到着便ということもあり、オーナーに車で空港までお迎えに来てもらいました。

どうでもいい情報ですが、私が泊まった宿です。かわいらしいこじんまりとしたお部屋です。

気温がマイナスになると聞いていたので電気毛布を持っていこうかと思っていましたが、部屋は都内の私の住まいよりずっと暖かかったです。

翌朝は街を探検する間もないまま、Google先生を頼りにMikeさんのスタジオめがけて出発。

・・・と気合を入れて出かけましたが、Google先生に頼る必要がないほどその宿から近所だったりします。

この建物の最上階にMikeさんのスタジオがあります。

建物の入り口。

通りの番号がバーンと大きく表示されていて分かりやすいです。

そして超ミニマルなエレベーターボタン。

エレベーターを降りるといきなりこの扉。

なんとも無機質ですべてがインダストリアルな雰囲気だなぁーと思っていたら、実はこの建物、1916年に建てられたガム工場でした。

(肝心の授業内容がないままですが、続く)

Paper photo

20 Sunday Jan 2019

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ダゲレオタイプ, daguerreotype, 銀板写真

スペインから購入した写真が届きました。

たいていの場合、購入する古写真はダゲレオタイプかアンブロタイプですが、めずらしく紙の写真です。
どっちが人形なんだというくらい無表情に写っている様子が不気味で、ある意味とても写真ぽい。
間違いなく写真なのですけれど、今のようにスマホでバシバシ撮れないので、写す方も写される方も、覚悟や写真への向き合い方が今とは全然違います。(この子供達がその覚悟を持って挑んだかどうかはわかりませんが。)

古写真の中にはこんな撮影者不明の面白くてかつ素晴らしい写真がゴロゴロしていて、紙の写真も楽しいなぁーと思う今日この頃。

***
今日はお昼頃から臭素と格闘して、頭が大変混乱しています。

混乱する要素はいくつかあって、今まだ咀嚼しきれていません。

カナダで学び直した式では像は出るものの、私の望むようなコントラストやトーンが出ず、結局私はもとの自分独自の配合に戻ってしまうのではないかと危惧しています。

それでは意味がないのです。 なぜならそれをやり続けてほしいトーンが出せていないから。

ま、時間をかけて取り組んでゆきます。

Foggy plate(曇ったプレート)

01 Thursday Nov 2018

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ダゲレオタイプ, daguerreotype, 銀板写真

最初はあわあわして要領を得ず、すべての行動に無駄が炸裂していた自転車置き場の新しいおじさんが、やっと少し慣れて気持ちに余裕が出てきたようで、今日初めて笑顔で挨拶してくれました。(「おお。。!!」) 密かに見守ってきた私にとっては嬉しい出来事。

このシルバーセンターのおじさんたちは、意外と侮れません。
時間に余裕があるときは、私の姿を遠くから見つけて、私の自転車をさっと出してスタンバイしておいてくれるというVIP待遇。よく持ち主と自転車を覚えているものだなーと感心します。まさにプロフェッショナル。

***
先日のヨウ素がどうやら怪しい、、、と書きましたが、いったいどんなことになるかというと、こんな感じです。

一枚レイヤーができているように曇っていて、指でこすると下から銀板に刻み込まれたかすかな像が見えます。

うまくいったダゲレオタイプは、数日水につけっぱなしにしておいてもこのようなことになりません。

会社の理科の先生(同僚)にこの話をしたら、「東大の門の前にでも立って、誰かヨウ素に詳しい人いませんか。」って聞いたら誰かしらわかるんじゃない? と冗談で言っていましたが、用途が特殊なだけに、ヨウ素のことは知っていてもこの疑問に答えられる人はなかなかいない気がします。

また買うのかなぁー、ヨウ素。実はこれを見越して1本余分に買ってあるので、しばらくは持ちますが、またこれが繰り返されると思うとちょっと憂鬱。

Test continues (テストは続く)

14 Tuesday Aug 2018

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先週インターメディアテクという、東京大学総合研究博物館と日本郵便株式会社が共同で運営しているミュージアムに2度行ってきました。

一度目はとにかく時間がなかったものだから、外から様子をうかがうだけと、入り口まで行ったら展示がちらっと見えて、いてもたってもいられず中に入りました。

「恐竜はいますか?」

と聞くと、そこにいらした係の方は「・・・・えーと、恐竜はいなかったように思いますけど、詳しいものが中におりますので聞いていただけますか。」

大きなスペースに博物誌が展開されているような状態で、展示物は骨だけにとどまらずさまざま動物や鳥たちの剥製や昆虫の標本、それ以外にもたくさんの貴重な歴史的コレクションが陳列されており、別に恐竜でなくっても想像以上の空間に鼻血が出そうになりながら駆け足で回りました。

そして2度目の訪問は2時間くらいかけてじっくり回りました。 
ここに住めるものなら住みたい・・・というくらい魅力的な場所です。展示品もさることながら内装がとにかく素晴らしい。
都心のビルの一角にこんなにも美しく妥協のない空間があったのか・・・。
もうこの存在だけで、私は東京がますます好きになりました。

途中「土偶はどこにあるのかな?」と、和気藹々と楽しそうに話しているおじさんたちがいて、(土偶はあっちにありますよー)と教えてあげたい気分になりましたが、展示物を探索するのもまた楽しみの一つだろうと思いこらえました。

また折を見て行こうと思います。

***
肝心のダゲレオタイプのトラブルですが、なんとか写るようになってきました。

原因はよくわかりませんが、どうも銀板が怪しいです。
もともと磨いた後の状態がよくなく、業者の方にもやり直しをお願いすることで合意がとれていますが、とにかく個体差が激しく、かつ同じ銀板を使ったら同じテストができるかというと磨いた分だけ銀がすり減るのでまったく同じコンディションというのはないわけで、なかなか検証が難しい。

しばらくはもう少しいろいろなテストをしてみようと思います。

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