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~ ダゲレオタイプ/銀板写真(Daguerréotype)・ガラス湿板写真(Wet Plate Collodion Process)

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Tag Archives: ガラス湿板

“Nippori Portraits”  和田高広さんの湿板写真個展

30 Monday Jul 2018

Posted by 4tographique in Misc.(雑記帳)

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ガラス湿板, 湿板, 湿板写真

現在 ライトアンドプレイス湿板写真館の和田さんの個展が行われています。
そういう写真館があるということは以前からうわさで存じあげていましたが、実際にご本人にお会いしたのは今年に入ってからでした。

ここであえて宣伝しなくても古典技法に携わっている方は情報をキャッチするのが異様に早く(というより私が遅いだけ)、きっとすでに行かれている方も多いと思いましたが、念のためご案内します。

私も先日お邪魔してまいりました。 
場所は神楽坂の駅から歩いて5分ほどの閑静な住宅街にあるeitoeikoという天井の高い素敵なギャラリーです。

和田さんが渋い出で立ちでお迎えしてくださいます。

湿板の作品だけでなく、鶏卵紙のプリントの展示もあり、どれも最近のもの、というより昔の撮られた写真のような独特の雰囲気があります。
タイムスリップしたような感じでしょうか。 モデルさんのセレクションも含めそこがまさに和田さんのこだわりだったりするので、ぜひお話を聞かれることをお勧めします。
和田さんくらい熱意を持って、自分の作品のことを語れるというのは素晴らしいこと。 見習いたいです。

驚いたのが、普段写真館での撮影はコロジオン溶液も古典レンズも硝酸銀も照明も、すべて男性用・女性用とわけていて、それらをうまく組み合わせて最適なレシピで撮影されるとのこと。とても研究熱心で、常に進化されている様子が伺えました。
(シェラックのご質問を受けましたが、もう私は湿板からすっかり遠ざかっているので、申し訳ないけれどお答えできませんでした。。。)

いろいろ撮影させてもらえばよかったなーと後悔したのですが、とーっても素敵な簡易暗室が置かれています!
大きな革のトランクで、それを開けて組み立てると湿板作業場になるそうです。
手作りというから驚きました。 いやー、もし数年前に売っていたら、私買っていたかもしれません。。(非売品です。)
あと、当時のものかと思ったくらい良くできたヘッドクランプもお手製とのこと。
古典技法なさる方は本当にみなさん器用で驚きます。。。

素敵な作品と和田さんの熱いトークで濃厚な時間を過ごすことができますので、特にこれから湿板をやってみたいという方はぜひ行かることをお勧めします。 

8月10日まで。

Artist work - a print from wet plate negative

12 Wednesday Apr 2017

Posted by 4tographique in Misc.(雑記帳), Wet Plate Collodion Photos (湿板写真)

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ガラス湿板, wet plate collodion, wetplate, 湿板

今週は月曜日からずっと5時起きなので、かなり眠いです。
そういえばフィルムカメラをはじめたときも、4時とか5時に起きて近所に写真を撮りに行く、というマイブームがありました。好きなことだとがんばれる。

今日はたまにはダゲレオタイプ以外のことなど。。

湿板からコンタクトプリントした写真が届きました。

これはソルトプリントでもアルビュメンでもなく、普通にバライタにプリントされたものです。とても美しいトーンです。
特にコンタクトプリント向きの印画紙を使っているらしいです。

私の好きなフォトグラファーの一人Borut Peterlin さんの作品。

もともと私がカーボンプリントをやりたいと思ったのもこの方のビデオを見たのがきっかけでした。(結局中途半端に手を出して、何の成果も出さずダゲレオタイプに移行してしまいましたが・・。)

湿板の第一人者のひとり。湿板というとポートレイトが非常に多いのですが、Borutさんはストーリーのある風景写真が多く、それも彼の作品が好きな理由のひとつ。ビデオは特に必見です。
https://www.topshitphotography.com/videos/

ここしばらく鏡ばっかり見ていたので(銀板のことですが)、紙のプリントもいいなぁーと思いました。
湿ネガからこのくらい美しいプリントを作ってみたいものです。

French passe-partout framing no.2(フレンチ額装 no.2)

25 Saturday Jun 2016

Posted by 4tographique in Uncategorized

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ガラス湿板, wet plate collodion, wetplate, 湿板, 湿板写真

以前に製作した12x16インチの巨大なガラス湿板を2Lサイズにプリントしてそれを額装しました。フレームも初めて自分で組みました。

相変わらず額を写真に撮るのはガラスが反射して難しい。斜めから撮影して無理矢理Photoshopで調整したら歪んでしまいました。
french-framing
(デザイン協力:Atelier YO)

いろいろ額装したところで別に飾りたいわけでもなく。。 荷物が増えていくだけのような気がしますが、写真の表情が額装によって変わるのを見るのはとても興味深いです。

3 wet plate orders(3つの湿板注文)

28 Wednesday Oct 2015

Posted by 4tographique in Misc.(雑記帳)

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ガラス湿板, wet plate collodion, wetplate, 湿板, 湿板写真

プロでもないのに今3つの湿板の注文をかかえています。しかも3つとも昨年からの繰り越し。

①高校のときの同級生。イタリアの自転車が大好き。でも怪我で乗れなくなってしまったので、自転車のブレーキを撮ってほしいと何やらかっこいい宝物を預かっています。いつでもいいというので後回しにしていたら1年近く経ってしまいました。彼は元デザイナーで審美眼があるので、正直気に入るように撮れるかわからない。

②同僚。昨年の展示を見に来てくれて、何でもいいので1枚譲ってほしい、との言われています。展示品でもいいかなと思ったけれどサイズが大きすぎるので小さめのものを撮ることにしました。「私今でも譲ってもらいたいと思っているから。」と今年に入ってたまにふと言われると、うれしいけど、待たせて申し訳ないです。。。

③写真を通して知り合った音楽関係者。写真歴は短いけれどクリエティブなセンスがあるのか、とても良い写真を撮るのです。音楽活動のプロモーション用に湿板を撮ってもらいたいそう。そんな公に使うようなもの撮れないよ、と言ったけれど、どうしても、と今日も念押しされました。そもそも自分は人物を撮らないし、何より技術が不足しています。湿板写真館なるものが存在するから、プロの方がいいんじゃないかと以前に言ったら、いやそういうことではなく私に撮ってほしいのだと涙が出そうなことを言ってくれました。そんなこと言われたら何としてでも撮ってあげたい、と思うけれど、期待に答えられるのかとても不安。

このたった3枚が撮れずにいます。どうしても注文となると気ままに撮れないのです。おまけに決められたものや頼まれたものを撮るというのは精神的な重圧も大きい。それを考えるとプロってすごいなーと思います。
たまに会社でセレモニーの写真など頼まれます。幸いにも皆写真はそれほど詳しくないので、私は写真がうまい人、ということになっていますが、いやいや、プロはこんなものじゃないですよ、とデータ処理の段階でかなりブルーになります。唯一の救いは無償だということ。ああー、写真うまくなりたい。表現と技術、両方。

このバックオーダーのことを考えていたのか今朝はそのプレッシャーに苛まれる夢を見ました。
ダゲレオタイプは手つかず。とりあえず今日は新しい銀板を100枚オーダーしました。来年に向けてやりたいことが出来たので、その準備です。

やりたいことのきっかけとなった写真の集合体。
collage
こうやってぐちゃっと集めてデジタル化すると、ダゲレオタイプも湿板もデジカメもiPhoneも、どれも対して変わらない。

Emil Busch – ideal lens (エミール・ブッシュという理想のレンズ)

21 Monday Sep 2015

Posted by 4tographique in Emil Busch, Lenses(レンズ)

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ガラス湿板, wet plate collodion, wetplate, 湿板, 湿板写真

湿板の世界ではダルメイヤーとかエルマジーなど、明るくてきれいのボケるレンズがとても人気ですが、私はポートレイトを撮らないので絞れるレンズが好きです。(とかいいながらAuzoux and Banzを購入したりしていますが。)

今までDagorが手持ちのレンズの中ではなかなかの優等生でした。

でもその座を奪うレンズが登場。 その名もEmil Busch. F98まで絞って、Dagorでも出せなかった欲しいピントにかなり近づきました。
emil busch

すべてのレンズを処分してでもこのレンズが欲しいと思い、もともとお借りしていたものを譲っていただくことに。 レンズの全貌はお支払いがきちんと済んでから紹介したいと思います。

最初はAuzoux and Banzの写りがなかなか素晴らしいので、これに絞り板を作ってもらってF22でチャレンジしましたが12x16のプレートだとどうしても思ったように撮れません。
田村写真の田村さん曰く、ペッツバールはF8が限界でそれ以上絞ると逆にボケるそうなのです。
(というわけで、作っていただいた絞り板は結局使えないことになりました・・。)

Emil Busch、理想のレンズです。  やっと出会えました。 これで新しいレンズはもう購入することはないと思います。(たぶん。)

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