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日本で実際に手にとってダゲレオタイプを買うのはなかなか至難の技です。なぜなら市場に入ってくる数がきわめて少ないからです。(・・というより需要があまりないと言った方がいいかもしれません。)

過去に見た事があるのはいずれもアンティークショップ。多くの場合は写真を専門としていないディーラーの方が、アンティークオブジェや家具などを仕入れるついでにダゲレオタイプを仕入れてくることが多いので、専門的な知識を持ち合わせていないことがほとんどです。 そして、あまり残念ながら美しいダゲレオタイプに出会ったことはありません。(と言っても私が全てのショップを見て回っているわけではないので、もしかしたら素晴らしいダゲレオタイプを取り揃えているお店もあるかもしれません。)

その「美しい」というのは人によって定義が違うので、あくまでも私のダゲレオタイプの対する価値観ですが、古びて消えかかったダゲレオタイプでも美しいと感じるものももちろんあります。

私はebayやアメリカのディーラーさんたちのところで購入することが多いです。アメリカでは過去に大量のダゲレオタイプが撮影されているため、国に眠っている数が圧倒的に違うのです。

とあるダゲレオタイプの専門ディーラーの方(私がダゲ友のおじいさんと呼んでいる紳士)は、20年以上もその分野に携わっていて、ダゲレオタイプのことだったらほぼ何でも知っています。
そして彼が取り扱っているダゲレオタイプはとにかく素晴らしいものばかり。ダゲレオタイプの世界では多分知らない人はいないのでは、と思います。 ebayでは販売しない方で(というより彼はebayで買う事を勧めていません)、写真のイベントやオンラインで販売しています。

先日ニューヨークで行われたPhoto Showの写真を送ってくれました。
photo_show
Dennis and Erin from www.Finedags.com
こんなに一度にダゲレオタイプを見たら鼻血が出そう。。

そして彼らのお家の倉庫にはそれこそ1000を超える大量のダゲレオタイプがあるそうです。まさにドリームハウス。

肝心の買い方ですが、本当は実物を手にとって見るのが一番良いです。なぜならダゲレオタイプをモニター写真だけで判断するのはなかなか難しいからです。(といってもだんだんこなれてきますが。)
もし実際に海外の古写真のイベントやアンティーク・マーケットに行ける機会があるのなら、それが一番お手頃に買える方法だと思います。
オンラインで購入する場合のおすすめは実績のあるディーラーから直接買うこと。一定レベル以上の品質のものしか販売しないし、きちんと管理されていて、扱いも相場もよく知っています。質問すれば何でも答えてくれます。
もしebayで買う場合は、まずsellerの評価を参考にするのが良いです。100%であればほぼ問題ないと思いますが、中にはtintypeをダゲレオタイプと言って売って悪い評価がついている人もいます。(わざとではなく知識のない人が他のアンティーク品と一緒に売っている場合にありがちです。)
ダゲレオタイプは目利きの人が入札していることが多いので、入札件数が多いものもおすすめです。もちろんそういうものを落札するのは難しい可能性が高いですけれど。
あとはDescriptionを必ず読むこと。丁寧な人はダゲレオタイプの状態だけでなくケースの状態もきちんと書いてくれています。

もちろん一番重要なのは、自分の直感と好みです。
いつの時代も同じですが、美しい人物のダゲレオタイプは人気があって値段も高くなります。

一般的に値段が高いダゲレオタイプは

– ポストモーテム
– 動物
– 職業を現すもの(occupational daguerreotypesといいます。)

など。