お料理のレシピ検索などは作りたいものから材料を調べるのが主流ですが、私は今ある材料から作れるものを探す方が好きです。
湿板をやっていて、自分が持っている塩(薬品)でどんなコロジオンができるのかたまに調べたくなりますので表にしました。 たいていの人はお気に入りを見つけてそれを主に使い続けるようです。(私の場合はQuinn’s Quick Clearが定番です。)
Cadmium bromide | Ammonium bromide | Pottasium bromide | Cadmium Iodide | Ammonium Iodide | Pottasium Iodide | |
臭 化 カ ド ミ ウ ム |
臭 化 ア ン モ ニ ウ ム |
臭 化 カ リ ウ ム |
ヨ ウ 化 カ ド ミ ウ ム |
ヨ ウ 化 ア ン モ ニ ウ ム |
ヨ ウ 化 カ リ ウ ム |
|
Quinn’s Quick Clear | ○ | – | – | – | ○ | – |
Osterman | ○ | – | – | – | – | ○ |
New Guy | ○ | – | – | – | ○ | – |
Old Workhorse | ○ | ○ | – | – | ○ | – |
Lea’s landscape #7 | ○ | ○ | – | ○ | ○ | – |
Poe Boy | – | – | ○ | – | – | ○ |
載せているのは塩のみ。 これ以外にもちろんコロジオン、アルコールやジエチルエーテルなどが必要になります。 具体的なレシピはいずれ実験をしたら順番に載せていきたいと思います。
(検索するといろいろな人がアップしているものが出てきます。)
塩の中で一番高いものはヨウ化カドミウム。 (昨年100g 17000円でした。)ほとんど使いません。
臭化カリウムはブロムカリといって、量販店の写真コーナーなどで簡単に入手できます。
カドミウムとカリウムは名前が似ているのでごっちゃにならないよう要注意ですね。化学に詳しい人はなんら問題がないのかもしれませんが、私は何度も確認しないと間違えそうになります。
(カドミウムとアンモニウムは英語をカタカナ読みしてもかなり近いのに、カリウムだけ
Pottasiumと、想像のつかない単語になってます。)
カドミウムはこの中では一番毒性が強いです。 健康や環境に配慮する場合はPoe Boy Collodionがカドミウムフリーとなりますので良いかもしれません。
またヨウ化カリウムを使うバージョン(この表ではOsterman処方とPoe Boy)はCloudy Collodion(曇ったコロジオン)と言い、液が濁りますのでコロジオンを実際に使えるようになるまで、数日間寝かせなければなりません。
この表にはありませんが、最近の新しい処方で臭化リチウムを使うものがありますので今度試してみたいと思います。